北海道の離島「奥尻島」でのキャンプ体験をもとに、孤独を楽しむためのコツをご紹介します。
(今回は原付スクーターをN-VANに積載して移動し、奥尻島へは原付スクーターで渡りました。)
目次
- はじめに
- バイクソロキャンプの魅力とは?
- 奥尻島の賽の河原キャンプ場がおすすめの理由
- 準備が大切!
- バイクソロキャンプの必需品とは?
- 荷物のコンパクトな梱包術
- 奥尻島へのアクセス
- 離島への行き方:ハートランドフェリーを利用しよう
- フェリー予約のコツと注意点
- 奥尻島の楽しみ方
- 地場産品を味わう
- 自然豊かな奥尻島での過ごし方
- 安全面と注意点
- 自然環境への配慮とマナー
- 天候の変化に備えた対策
- おわりに
- バイクソロキャンプで得られる新たな体験と充実感
1.はじめに
- バイクソロキャンプの魅力とは?
最大の魅力は「孤独」です。時間の過ごし方も、食べることも、自分のしたいように存分にできることです。
そして、孤独になってみると、普段の生活では、トイレと風呂に入っている時以外は常に誰かと関わって生きている、ということに気づきます。
ひとりで過ごす時間は簡単に作れそうですが、家庭を持っている人にとっては、普段の生活環境から飛び出さないとなかなか体験できないものです。
ソロキャンプは、良くも悪くも、人は人と関わり支え支えられ生きているということを教えてくれます。
- 奥尻島の賽の河原公園キャンプ場がおすすめの理由
1)海に面した見晴らしのよい広い公園、
2)手の行き届いた水場やトイレがある、
3)公園内に酒やつまみを購入できる土産物店はある、の3点がおすすめする理由です。
ひとりで過ごすには最適なキャンプ場です。この日キャンプ泊したのはわたし一人だけ。最高の贅沢でした。
ここのキャンプ場の欠点としては、日差しを遮る場所がないこと、風が強いこと、海難犠牲者や幼くして亡くなった子供を慰霊する地として、石積みが広がっている風景があることです。霊場の光景を怖いと感じる人も少なくないようです。(私には怖いとは思えませんが。)
2.準備が大切
- バイクソロキャンプの必需品とは?
調理用の熱源や食器はもちろんですが、欠かせないのがレインウエアです。
レインウエアなら何でも良いわけではなく、防水透湿性の高いGORE-TEX素材などの登山用のレインウエアでなければ意味はありません。
その理由は、透湿性が高い素材でなければ、雨で濡れるよりも前に、自身の汗でびしょ濡れになってしまうからです。
GORE-TEXなどの素材であれば、蒸し暑い夏場の雨の中でも着用感は爽快です。GORE-TEXは高価ではありますが、二輪免許のように、持っていなければならないもの、くらい重要です。
幸い、今回は雨に当たらずに済みましたが、この日の奥尻島の日中の気温は25度前後、翌朝には寒さも感じたのでレインウエアを着用しました。
- 荷物のコンパクトな梱包術
バイクは積載する方法が限られるので梱包術(積載術)も重要です。
写真は原付バイクですが、3日分の着替え(不足分は洗濯)&レインウエア、調理器具、コット、チェア、テーブル、タープ、撮影機材(一眼レフ、ドローン、GoPro)、釣り道具を積載しています。
見出しの「梱包術」というほどの具体的なマニュアルはないですが、事前にデイキャンプなどでテストすると、必要不必要の判別がしやすくなります。
私の今回の旅の友は、原付バイク(ZOOMER)だったので、何度もデイキャンプでテストした結果、タープ+コット泊の行きつきました。(テント&マット不使用)
3.奥尻島へのアクセス
- 離島への行き方:ハートランドフェリーを利用しよう
奥尻島には空路もあるようですが、フェリーが便利です。
函館から江差港まではバイクで約2時間、そして江差港から奥尻島まではフェリーで約2時間です。函館から奥尻島まで最低でも4時間はかかる、ということです。
運行年月の歴史を感じるハートランドフェリー江差支店内には旅情が漂っています。乗船手続きをする人々の姿をずっと眺めていたいと思うほど心惹かれました。
- フェリー予約のコツと注意点
江差港からの乗船前、ちょっとしたアクシデントがありました。
乗船にあたってはWEBで事前予約&支払い済でしたが、バイク乗船の事前WEB予約はできないことになっていて、事前予約&支払いをしたのは「人」のみの運賃だったのです。
乗り場でバイク乗船用のチケット提出を求められて気づき、あわててチケット売り場でバイク乗船分を追加購入しました。
そういえば、バイクは事前予約できないとWEBページに書いてあったな・・。
4.奥尻島の楽しみ方
- 地場産品を味わう
「うに丼」は、奥尻島に到着したのが昼頃だったので、島内にある食堂でいただきました。「うに」は奥尻島の名物でもあるので、旅の目的のひとつにもなっていました。
写真は奥尻島で今が旬の「キタムラサキウニ」です。
「いかの三升漬け」は、しょう油1升、赤唐辛子1升、麹1升の合計三升を漬け込み熟成させたもので、賽の河原公園キャンプ場内にある土産店で冷凍品を購入しました。
その冷凍の「いかの3升漬け」は、タープを張ったりコットを組み立てたりしているうちに解け、ほどよく冷たくて、美味しく食べられるようになっていました。
宴の主役は地酒「奥尻(純米酒)」。
この酒が美味く、いかの三升漬けとよく合いました。この2品だけでも大満足ですが、もう一品、奥尻のタコ(冷凍)も購入しました。
誰もいない海辺で沈む夕日を眺めながら、地場産品を味わい、酔ったらそのままコットにごろ寝するだけ。
波の音・・、浜風・・、贅沢な時間です。
- 自然豊かな奥尻島での過ごし方
奥尻島は、想像していた以上に何もない静かな島です。
なので、これといった特別な過ごし方なんてありません。ただ、ぼーっと海を眺める、それだけでいいのです。
5.安全面と注意点
- 自然環境への配慮とマナー
島外から観光目的で訪問する際には、島民の生活様式や行動に対する尊重が大切だと思います。地域住民とのコミュニケーションが円滑になるよう、挨拶やマナーは普段以上に意識して行うと良いと思います。
また、奥尻島に限らず、離島の資源は限られていることがあるので、食料や商品の購入においては地元の経済を支えるため、過度な消費は控えるようにしました。
毎日定期便が運行されている奥尻島では無用な配慮なのかもしれませんが、食料雑貨を買えるのはセイコーマート1軒のみなので、その日に買えるものは限りがあるのは間違いありません。
- 天候の変化に備えた対策
言わずもがな、往来は欠航もあり得るフェリーです。行きは良くても帰りの天候が読めない時は、スケジュールの変更も予定しておくとよいです。
6.おわりに
いつか行ってみたいと思っていた奥尻島で、バイクで、しかもソロキャンプができたことは大冒険を成し遂げたような達成感がありました。
風が強かったため、やろうと思っていた釣りや空撮は持ち越になり、心残りもありましたが、ミニマルスタイルでスケールの大きい遊びを体験できたことは大きな喜びでした。
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