ミニマル化でストレス解消!Googleドキュメント活用のすすめ

「ミニマル」とは最小限という意味の言葉です。最小限という意味合いで「ミニマム」とも呼ばれることがありますが、「ミニマル」は相対量や質的な意味合いで、「ミニマム」は絶対量に対して最小限という意味合いの使い分けがあります。

通勤カバンを使うのをやめてみた

今まで使っていた通勤用カバンは、PORTER(吉田カバン)のタンカー3Wayです。少なくても2010年から使っていました。一つのものを12年間使っているのではなく、同じカバンを3度買い直して使い続けているものです。(なぜ2009年からとわかったのかというと、Googleフォトに2010年2月に函館で撮影した写真にそのカバンが写っていたからです。)

長年使い続けてきた理由は、軽くて3Way(手持ち、片掛け、リュック)、プライベートでも使えるデザインが気に入っているかです。

しかし、コロナで自宅と職場の直行直帰が増えてから、カバンの中身を途中で必要になるケースがないことに薄々気づきはじめました。

その中身は、手書き用ノート、iPad、スマホ、筆記用具、名刺、イヤフォン、予備マスク、書類などなど。

カバンの中身を冷静に点検すると、必ずしもそのすべてが常に持ち歩く必要性があるものではないことに気づき、通勤カバンを使うのをやめ、手ぶら出勤をしてみようと思いつきました。

Googleドキュメントを手書きノートに代用

Googleドキュメント(サンプル)

通勤用カバンを持ち歩くことをやめるため、これまで持ち歩いていた手書き用ノートの代用が必要なので「Googleドキュメント」で代用することにしてみました。

Googleスプレッドシートは業務でもよく使うのですが、Googleドキュメント(Wordの様な機能)はあまり使っていませんでしたが、よくよく見ると使い勝手が良くアップグレードされていました。

Googleドキュメントを使うメリット

Googleドキュメントを使う最大のメリットは、ネット環境さえあれば、場所も端末も選ばずに閲覧・編集ができる点ですが、それに増して、関連するほかのサービスとの連携がスムーズだったり、使用頻度が高そうな使い方にはそれなりの施策が加えられています。その主な内容は以下のとおりです。

⒈ページ区分けがない設定ができる

この機能は、文書のようにページ区切りを意識しなくてよいモードを選択できる機能です。WEBページのようなイメージなので、表やグラフを追加するときなど、無用な余白や断絶がなくなるので見やすく書きやすいモードです。

⒉カスタム可能な小見出しをプルダンメニュー化できる

これはメモの内容に小見出しをつけることで視覚的に情報を分類するための機能です。

あらかじめ「商談」、「ミーティング」、「スケジュール」などの小見出しを色別に作っておき、情報をメモとして書き足す時に小見出しを付け足す使い方です。(写真の「スケジュール」、「会議」とある見出し)

⒊プロダクトのロードマップを簡単につくれ、管理できる

「プロダクトのロードマップ」とは、写真下にある表です。

タスクの進捗状況をファイルやメモを添えて、色別に管理できるのでとても便利です。

⒋カレンダー、マップ、Gmail、Googleドライブ内のファイルと連携できる

⒌音声入力がひと昔まえより反応がよく誤変換も少なくなって使いやすい

よくよく考えてみれば、手書きしたメモをデジタルツールに書き起こす二度手間、三度手間を毎日のように行っているのは合理的ではありませんでした。

初めからデジタル化しておいて、それを二次利用、三次利用した方がスピーディだし効率的でストレスからも解放されます。

さらにGoogleレンズも活用すれば、書類を撮影した画像から文字変換も可能なので、より便利にドキュメントを作ることが可能です。

仕事中はGoogleドキュメントを開きっぱなしにして、気づいたことがあればその都度、メモを書き足しています。

ミニマリストに「おカネはいらない」

ミニマル化でストレスを解消するために必要なもうひとつのカバンの中身は「おカネ(財布)」です。

カード決済を主流にすれば解決できますが、「カードを使いすぎてしまう」という心理が働く人も多いと思います。私もそのひとり。

これに対してはデビッドカード(クレジット会社や金融機関が発行する現金をチャージして決済するカード)を使えば「使いすぎ」の不安は解消できます。

私が使っているVISAデビットカードはコンビニでの現金出し入れが無料(昼時間帯/祝日除く)で、インターネットバンキングによる送金も可能です。

こうして財布を持ち歩くことをやめたのですが、物理的にはそれほど難しくなく実現できます。

おカネに振り回されない自由

今の日本で暮らすためには少なからず安定収入は必要ですが、かといって「おカネ」を最優先に追い求めるのは、幸福度合いの観点から疑問を感じます。

社会的地位や収入が高い人の金銭や利権にまつわる犯罪報道を目にすることが多いですが、「おカネ」に目が眩んだ彼らは、ストレスのほかに刑にも服さなければならず、なんとも不条理に思えてなりません。

見栄を張らず、おカネや立場への欲望も必要最小限にして過ごすことは、金銭的ストレスだけではなく、人間関係に起因するストレスからも解放されることにつながると思います。

気分爽快!手ぶら出勤

Googleが提供するサービスを活用して通勤カバンを持ち歩かないことがこんなに爽快だったとは予想外でした。

たかだか駐車場から事務所、あるいは自宅車庫から自宅内までの数十メートルの距離でしかないので、大きな違いはないように思っていましたが、心理的な効果はとても大きいように思います。