秘境の宿で郷土料理と温泉を堪能するバイクツーリング

1か月ちょっとぶりでロングツーリングに出かけました。今回の最終目的地は福島県檜枝岐(ひのえまた)村。

地理的には奥会津という名称で呼ばれることもある人口500人にも満たない豪雪地帯の村ですが、尾瀬国定公園が近く、登山客や観光客も多いので「秘境」という言葉の響きから想像するようなひっそりとした感じはありません。

観光資源が豊富で魅力的な場所です。(しかし遠い!)

日本一人口密度が低い村「檜枝岐村」

尾瀬檜枝岐山旅案内所

檜枝岐村は、日本で一番人口密度が低い村です。人口が少ないというよりは広さがその数値に影響しているかもしれません。

檜枝岐村は、新潟・栃木・群馬県境に近い場所にあります。

BMW R1200GS Adventure

バイクはロングツーリング向けで、今回のような秘境巡りには最適な相棒です。今回の長旅も快調に頼もしい走りをしてくれました。

しかし、一泊二日の行程での走行距離約750㎞は体力的にはきつかったです。この歳での一日あたりの走行距離は「250km」と上限を決めた方が良いかもしれません。(15年前は一日650km走ったこともありました)

湯ノ花温泉奥会津 曲家の宿ふじや(民宿)

旅の第一の目的は、秘境・南会津の郷土料理。

友人がチョイスした宿は、南会津町「湯ノ花温泉奥会津 曲家の宿ふじや」です。

山菜料理と聞くと、肉や海鮮とは違い、「テンション爆上がり」とまではなりませんが、ここの宿では品数が豊富で、大満足でした。

温泉は、宿近くにある4種類の共同浴場に入浴できます。早朝に出かけた川沿いにある岩風呂は、宿泊したことのある人や地元民しか知らない秘湯です。(宿泊客は無料/記事最後に掲載したTikTokに収録しています)

湯ノ花温泉奥会津 曲家の宿「ふじや」

豊な自然の恵み「岩魚料理」

岩魚の塩焼き

宿の囲炉裏で1時間かけてじっくり焼き上げた岩魚の塩焼き。ビールがうまい!

岩魚の刺身

そして出てきたのが、岩魚の刺身。初めて食べましたが、見た目のとおり、脂がよく乗ったサーモンに似た食味でした。(写真は1~2切れ摘まんだ後で撮影しました。)

郷土料理「ことじ」

祭りや祝い事の事日(ことび)に作られる奥会津の郷土料理。皿とお椀の中間のような独特な形状をした器も、「ことじ」専用とのことでした。

「事汁」→「ことじ」と呼ばれるようになったとか。7種類の具材を楽しめます。

祝い事に地元民の気合を感じます。

山人(やもーど)料理

そばの実のけんちん汁(鶏出汁)

そばの実のけんちん汁は、これまで味わったことのない料理でした。鶏出汁のスープに蕎麦の実や油揚げなどが混じった汁物です。ここでしか食べられない、これぞまさしく郷土料理です。

檜枝岐村の郷土料理、「裁ちそば」は山人(やもーど)料理の1つです。その製法は村独特で全くつなぎを使用しない生そばを2ミリほどの厚さに伸ばし、何枚か重ね、手を定規のようにあてて、布を裁つように切ることからその名がつきました。もともと檜枝岐村は貧しい村であったのでつなぎを手に入れることができず、そば粉100%で作られ、折りたたむと割れてしまうことからこの製法で作られるようになりました。檜枝岐のそば打ちは女性の仕事で、「そばを上手に打てないとお嫁に行けない」と言われていました。

出典:極上の会津https://gokujo-aizu.com/areainfo/3409

このほか、写真を撮り忘れた手打ちの「裁ち蕎麦」は絶品でした。

宿や温泉の様子はこちら

@userf0hem8zlat

岩魚料理と温泉に癒される秘境の宿バイクツーリング#グルメ #岩魚 #イワナ #秘湯 #秘境 #バイク #ツーリング #r1200gsadventure

♬ Kokoroe – Uru
岩魚料理と温泉に癒される秘境の宿バイクツーリング

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【豪雪日本一】携帯電話もつながらない八甲田山麓に佇む木造建築の秘湯宿

豪雪の八甲田山麓に佇む秘湯宿「日本三秘湯 谷地温泉(青森県十和田市)」に行ってきました。

ちなみに三秘湯のうち、ほかのふたつは、祖谷渓の断崖に建つ一軒宿「祖谷温泉(徳島県)」と浴槽そのものが厳選の「ニセコ薬師温泉(北海道)」ということらしいですが、ニセコ薬師温泉は閉館しているようです。

谷地温泉は開湯400年の歴史を誇る秘湯中の秘湯です。今までの温泉めぐり人生の中では最高レベルの、泉質、雰囲気、周辺の景観すべてでお気に入りのスポットです。

今から少し前の紅葉時期、仲間二人とのバイクツーリングで宿泊したことがありましたが、その時に厳冬期も営業していると知り、再訪の機会を狙っていました。

「谷地温泉」のある場所

谷地温泉は、青森県十和田市にあります。

青森市からは車で約1時間、八戸市からは約1時間半ですが、冬季は至る所で通行止めになっているため、大きく迂回しなければならない箇所もあり、最寄りの市街地からの所要時間はプラス2時間は考慮しておいた方が安全です。

今回のルートは、東北道を黒石ICで降りて、酸ヶ湯温泉方面へ向かうルートです。黒石市内から谷地温泉までは途中から圧雪状の道でしたが、1時間ちょっとくらいで到着しました。

谷地温泉の周囲には、観光スポットが多く点在していて、新緑、紅葉時期の奥入瀬渓流の美しい景観を、写真集でも見るかのような感覚で楽しむことができます。

過日他界した、アントニオ猪木のお墓もこの近く。

「谷地温泉」の魅力

谷地温泉の外観

趣きある木造建築の一軒宿

その魅力は、硫黄分を多く含んだ白濁した泉質の温泉とひなびた木造の建物です。

谷地温泉の浴場

浴場は壁、天井、湯船、手すりなどすべてが板張りで暖かみがあります。

携帯電話が使えないのも魅力のひとつ

夜の浴場内は、湯煙の中でランプが薄暗く灯っているだけの明るさなので、人の顔を識別するのが難しいくらいです。

携帯電話は圏外で通じないのも今の時代では逆に魅力です。(公衆電話あり。WiFiはフロントのみ。ただしADSL回線)

質素で静かなのに力強く、どこか不便なのに暖かみを感じる「ポツンと一軒宿」です。

岩魚の塩焼き

十和田湖の岩魚を塩焼きで食べられるのも魅力です。

ほぼ毎日訪れる宿の人気者「テン」

積雪期の谷地温泉にほぼ毎日訪れる「テン」
テンがほぼ毎日姿を見せる食堂の窓

「テン」とはリスにも似た小動物で、12月から3月の積雪期にはほぼ毎日、4〜6匹が食堂の窓に現れるといいます。

しかしこの日は残念ながら姿を見せてはくれませんでした。

スタッフいわく、今年の積雪量は例年と比べて少ないためのようです。外はすでに3mは積もっているであろう豪雪地帯の風景ですが、テンにはまだ不足のようです。

テンの手作りぬいぐるみ

仕方ないので、ぬいぐるみで我慢です。

厳冬期は四輪駆動車のレンタルで

「谷地温泉」へ行く手段は、最寄りの市街地で「四駆駆動車のレンタカー」を借りることがベストです。

スタットレスタイヤを履いていても、チェーンがなければ目的地に辿り着くのは難しいし危険です。

今回は黒石市で四輪駆動車を借りて乗り換えて向かいました。所要時間は約2時間。

往路は後続車も対向車もなく、心細かったのですが、意外にも、宿は外国人観光客の団体も含め、ほぼ満員状態でした。

所在地 青森県十和田市法量谷地1
電話番号:0176-74-1181
周辺観光:八甲田山、十和田湖、奥入瀬渓流など

日本三秘湯「谷地温泉」公式サイトはこちら

@userf0hem8zlat

日本三秘湯、400年の歴史ある「青森・谷地温泉」は木造建築の暖かみある一軒宿。#秘湯 #秘湯巡り #温泉 #温泉に行こう #源泉掛け流し #青森県 #温泉デート

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行ったら癒された!源泉掛け流しの秘湯宿に自炊泊

朝の友人から「温泉へ行こう!」との電話がありました。昨日までは自宅庭先に設置した山小屋風テントで薪ストーブを囲む計画でしたが、何とも興味深い誘いです。

旅行ムードの緩和と裏腹に、職場を離れたスタッフも多いと聞く観光業界ではすぐに満室になるケースが多いようなので、宿が確保できるかどうか心配でした。

時刻はまもなく10:00をまわろうとしています。めぼしいところを当たってみるも、今日の今日の宿泊予約で部屋が空いている素敵な宿はあるはずもなく・・、と考えるのは遊び素人の発想。

「元湯水沢山荘 露天風呂 水沢温泉」は自炊の宿なので、中高年の紅葉や登山、スキーなどのレジャーシーズンでは客足が左右されますが、オフシーズンであれば土日の休日でも空きはありそうです。

格安で泊まれる自炊宿

さっそく「元湯水沢山荘 露天風呂 水沢温泉」へ電話してみたところ、当日予約なのに3タイプの部屋から選ぶことができました。私の狙いは的中したようです。

自炊の温泉宿

「元湯水沢山荘 露天風呂 水沢温泉」は、秋田県の田沢湖を眼下に見下ろせる場所にある自炊式の温泉宿で、近くには田沢湖高原スキー場もありますが、スキーにはまだ早い時期だったことが当日でも予約できた理由かもしれません。

自炊宿の宿泊は食材持ち込みで大人ひとり4,800円ほど。普通の温泉宿の1/3程度の料金で、好みの食材と酒で心ゆくまで楽しめます。(3泊以上だと1泊あたり3,890円!)

「ほぼ乳頭温泉郷」

乳頭温泉郷(秋田県仙北市)は、十和田八幡平国立公園の山麓に点在する、全国的にも名高い温泉郷です。

一方の、本日宿泊の「水沢温泉郷」も十和田八幡平国立公園の山麓に点在する温泉のひとつですが、「乳頭温泉郷」と名乗るには地番など、その名の定義を満たせない条件があったからと思われます。

「水沢温泉郷」に盛岡方面から向かう場合、その位置は乳頭温泉郷の数キロ手前に位置しているので、「ほぼ乳頭温泉郷」とタイトルに書きました。泉質も立地も、全国的に有名な”ほぼ乳頭温泉”です。

ここは今年1月に初めて来たのですが、露天風呂から田沢湖を眺めることができる好立地なのにとても静かで施設もきれいで気に入っている隠れ家的な温泉宿です。

前回の訪問記録はこちら

ゆっくり流れる時間を堪能できる温泉宿

源泉掛け流し温泉の内風呂
自炊宿できりたんぽ鍋

ツユに対して、鍋(UNIFLAME 焚き火鍋)が小さくて溢れるため、ツユを取り分けました。(鍋の右側の器)

きりたんぽ鍋とグレープフルーツサワー

館内には数組の自炊客が宿泊していますが、それぞれがゆっくり流れる「時間」を楽しんでいるからか、まるで私らのほかに宿泊客がいないかのようにとても静かです。

衛生管理が行き届いた給湯室には食器や備品が部屋単位で準備されていますが、キャンプ歴の長い我々は、部屋食です。

仲居さんもスタッフもおらず、誰かに声をかけられることも、見かけることもそうそうない環境下で、酒と郷土料理と温泉に浸れるのは、現実生活ではほぼ体験することはできません。

ここは夢芝居と現実が往来する秘密の自炊温泉宿です。

露天風呂を独り占め

「元湯水沢山荘 露天風呂 水沢温泉」の露天風呂

昨夜のきりたんぽの残りを朝食代わりにして済ませた後は、ひとり、のんびりと朝風呂です。

秋田の冬らしい景色になってきました。満足です。

田沢湖高原・水沢温泉郷 露天風呂水沢温泉の公式WEBサイトはこちら

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本当は知られたくない!信頼で成り立つ無人の秘湯「にこりの湯」

ノープラン&ノーリサーチで出かけた北海道キャンプツーリングの最中に看板に導かれて辿り着いた場所は、北海道茅部(かやべ)郡森町にある秘湯でした。

「看板」から魅力を推測するコツ

「看板」が案内している場所の魅力や価値を察知するには自分なりのコツがあります。

温泉地などであれば、その場所と看板との距離の長短が私なりの基準です。例えば、「●●温泉30㎞先」などのように、知名度が高い場所はかなり手前から案内されています。

一方で近隣住民に親しまれているような場所は、直前にならないと出てこない看板があります。

ノープランのツーリング道中で見かけた看板は、長年の野外活動で培った冒険心をくすぐる雰囲気を感じて、看板に従って進んだ結果、「にこりの湯」の発見につながりました。

温泉開設1807年・券売機大活躍の受付カウンター

無人受付の入浴施設自体は、共同浴場などでも見受けられるのでさほど珍しくはありませんが、「にこりの湯」の無人システムは、スタッフが常駐する入浴施設とかわらないレベルでサービス提供されているところが大きく異なっています。

濁川温泉「にこりの湯」の券売機

入浴料は大人・子どもの区別以外に、企業や団体提携による会員料金体系もあるので、同じ大人でも複数の料金プランがあります。

その人の属性に応じた料金を券売機に投入してボタンを押して発券された券を、券売機となりに設置された回収箱に券を入れるというシンプルなシステムで運営されています。

年齢や身分を証明するものを提示してカメラが読み取るという仕組みではなく、あくまでも来館者の良心を前提にしたお会計です。

提携する企業や団体の会員でなくても会員ボタンを押して料金をごまかそうとする人はいるだろうし、そもそもおカネを投入せずに入浴する人もゼロではないと思いますが、そこを厳重に取り締まるためにギスギスするより、来館した人との信頼関係を大事にする姿勢を前面に打ち出した方がプラスに働くとの思いからでしょうか。

それは、どこでも味わったことのない、これ以上ない気持ちのいい接遇です。

セルフサービスの本質を教えてくれた「券売機」

券売機の左脇には、販売用の2種類のタオル、バスタオル(150円でレンタル)、髭剃り、シャンプー、リンス、石鹸、マスクなどが並べられていて、必要な人は券売機を使って購入することができます。

近くの農家がハウス栽培したトマトやトマトジュースのほか、アイスまで販売されています。

冷蔵庫の扉を開けると、缶ビールまで無人販売されています。これらすべてが券売機で買うことができます。

ここまで客を信用してもらえると入浴もとても気持ちがいいものです。

非接触型社会への渇望はセルフサービスを中心としたテクノロジーを進化させました。しかし、本当に重宝されるサービスのあり方は、「にこりの湯」の券売機のように、今まで以上に人間的で健全で気持ちのいい取引であるべきだと痛感しました。

道内一開花が早い桜を眺めて入る源泉掛け流しの露天風呂

濁川温泉「にこりの湯」の露天風呂

「にこりの湯」は加水・加温・循環は一切無しの100%天然の源泉掛け流し温泉です。

パンフレットに目を通すと、その泉質はマグネシウム(血糖値を下げる)とメタ珪酸(美容エキスの素)が多く含まれている全国でも珍しいとされる湯、との掲載がありました。

それを裏付けるように、地底の奥底から湧き上がってきたばかりのような木炭の匂いが特徴的です。

湯上がりの身体はいつまでもポカポカします。

風呂上りに地場産トマトジュース(券売機で購入)

そして、もうひとつの特徴は、温泉熱の影響で道内でもっとも早く開花する桜が露天風呂の脇にあるらしいことです。

この日もピンクに染まった八重桜を眺めながら浸かれる「にこりの湯」の露天風呂と湯上がりに地元で採れたトマトジュース、最高の贅沢でした。

至れり尽くせりの無料休憩室

本当は誰にも知られたくない秘密にしておきたい温泉ですが、温泉を支えようにも宮城から何度も通えるわけはありません。道南方面へお出かけの際はぜひお立ち寄りしてみてください。

すでに雑誌に取り上げられており、私らが帰るころには、はるばる滋賀県からの訪問者にも出会いました。

濁川温泉「にこりの湯」の駐車場

<元湯神泉館にこりの湯(濁川温泉)Twitterの投稿記事>

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開湯274年の秘湯めぐりと厳寒の山中ひとり旅

先週末、久しぶりに車中泊ひとり旅をしてきました。

すっかり春めいて、今年はどう活動しようか思案しながらの秘湯めぐり旅。

動画にまとめましたのでご覧ください。

車中泊でのひとり宴
岩手県北〜青森に伝わる郷土料理「かっけ」
さば味噌缶カレー
松尾鉱山跡地。

明治初期から昭和47年まで硫黄の採掘が行われた東北最大級の廃墟スポット。

長崎の軍艦島と同じ軌跡が八幡平リゾートエリアで感じることができます。

廃墟を眺めていると、人々の賑わう声が残響として耳に残るような気がして、惹かれるものがあります。

↓動画に廃墟は収録していません。

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格安で泊まれる田沢湖高原に佇む秘湯宿への旅動画

先日の旅動画を投稿しました。

自炊の温泉宿は一泊4,950円(税込み)と格安です。

雪見露天風呂の旅

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誰にも教えたくない!源泉掛け流しの秘湯宿で牡蠣鍋パ

全国に名を轟かす秋田県乳頭温泉郷。今回訪れた温泉郷の名は厳密には「水沢温泉郷」で、全国的に有名な乳頭温泉郷はここからさらに車で15分ほど先にあるのですが、名湯には違いありません。

源泉掛け流しの衛生的な近代的な秘湯宿。なのに一泊4,950円!その秘密は「自炊」です。

キャンプ歴数十年のおっさんにとって自炊は全く問題はありません。むしろ大歓迎です。

本当は誰にも教えたくない、田沢湖を見下ろせる秘湯宿に友人と二人で向かいました。

私の第二秘密基地

乳頭温泉郷への道は所々に圧雪状の雪はあるものの、例年に比べれば走りやすい路面です。

ですが、道路脇にはいつもと変わらない積雪量と思われる雪の壁が続きます。

特に今日は好天で、風もなくすっきりとした青い色の空が広がり、第二秘密基地(第一秘密基地はNVAN)に近づくにつれ、テンションが高まります。

一泊4,950円の秘湯宿

今夜のために買い出しした、秋田伝統の銘酒・刈穂/吟醸酒 六舟

一泊4,950円の理由は、先に書いた通り、自炊のシステムだからです。

自炊のための調理器具や食器は、炊事場に部屋単位で用意されているので、食材さえあれば、どんなメニューでも調理することが可能です。

温泉の軒先に積もる雪

そして予定より少し早い15:00に到着。

宿のすぐ近くにはスキー場があるので、この時間はスキー客の日帰り入浴で賑わっています。

温泉宿の軒先にできたつらら

田沢湖が見下ろせるロケーション

客室から望む田沢湖

田沢湖は日本一の水深(423m)で知られる神秘的な湖です。

部屋の窓から田沢湖が見えます。

このエリアは夏もとてもきれいで、バイクツーリングでもよく訪れます。

エメラルドグリーンと雪のコントラストが美しい露天風呂

源泉掛け流しの露天風呂

内風呂も露天風呂も、熱い湯とぬるめの湯と二つに分かれていて、露天風呂からも田沢湖を望むことができます。

この時期・時間帯の客層は多くがスキー帰りの客。休日最後のアクティビティを惜しむかのように周りの景色と湯を楽しんでおられます。

濃厚味噌仕立ての牡蠣鍋

湯からあがった頃には陽が沈みそうで、秘密宿もそれに合わせて静かになっていきます。

部屋では、客室の廊下を歩く音も人の話し声も聞こえてきません。

客室から望む夕暮れ時の田沢湖

急に人が少なくなったので、また別の場所に来たかのようです。

給湯室はとても衛生的で、部屋毎に調理器具が備え付けられています。

今回はキャンプ道具があるので、ここでは食材と食器の水洗い程度でしたが、とても良心的な心配りが行き届いていて、安心して使うことができました。

かき鍋

冬の秋田の郷土料理といえば、きりたんぽ鍋が定番ですが、今夜は友人の希望で、濃厚赤味噌仕立ての牡蠣鍋パーティーにしました。

部屋単位に調理器具が用意された調理場

濃厚で何度飲んでも飽きのこない辛味噌に気仙沼大島産の大粒でぷりっぷりの牡蠣の風味が加わります。

牡蠣鍋と鯛の刺身

鯛の刺身は柵で買ったものを、適当にスライスしました。

まぐろの刺身

赤身と中トロの切り落とし。

宿代が安い分、高級食材を値段も見ずに買い物カゴに入れた結果です。写真は撮り忘れましたが寒ブリの刺身も。

乾杯!

「この年になれば、量より質。美味しいものを少しだけ」。なんて言いながら買い出ししていたのですが、気づけば、「美味しい物を目一杯」にすり替わっていました。

エメラルドグリーンの湯にWi-Fiも完備の充実の格安源泉掛け流しの温泉宿、最高です。

田沢湖高原・水沢温泉郷 露天風呂水沢温泉の公式WEBサイトはこちら

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半年間だけ営業する開湯三百年の秘湯

昨日は、2年前に83歳で他界した実母の三回忌法要。兄や叔父といつもと違わず飲みすぎました。とても賑やかな宴で、母も喜んだことと思います。

今日は、最近めっきり年老いた義母に元気になってもらおうと温泉へ。

実母と暮らしたのは20年ですが、今も健在の義母とは37年暮らしています。

今が最も新緑が美しい時期

欲を言えば、直前に雨が降れば、木々の葉が光り輝いてより美しく見えます。

今日は雨はありませんでしたが、ここのエリアはいつ来ても美しい風景がいっぱいです。

頂上に差し掛かると、背の高い木も少なくなります。

須川高原温泉

ここは強酸性のエメラルドグリーンに輝く源泉掛け流しの湯です。

画像は色補正や加工は加えていません。湯の色は、この画の見たまんまの色です。雪景色の中でも美しいと思いますが、11月から翌4月末まではここへのルートが通行止めになるので夏場しか営業していない希少価値の高い天然温泉です。

更衣室には「カメラ(撮影)は他の入浴客に迷惑をかけなければOKです」との看板が。秘湯には珍しく、分別あるご判断です。

強酸性の湯は、石鹸をつけても泡立ちません。ひたすら、かけ流すだけ。

湯加減はちょうど良く、湯から出ている肌は、済んだ空気に冷やされます。

いい湯でした。

焼き肉でさらに元気に

歳をとると多くは食べれません。今の私もそうです。

好みの肉を少しだけ。それで満足です。

自宅からの眺め

須川高原温泉のある場所は、遠くに見える山の頂付近です。(自宅庭先から撮影)

↓動画にまとめました。よろしければチャンネル登録もお願いいたします。

白濁の源泉掛け流しの秘湯「松川温泉・松楓荘」でまったりしてきました

1743年8月6日に開湯したという秘湯「松川温泉 松楓荘(しょうふうそう)」に行ってきました。八幡平市にある278年の歴史ある秘湯で、私の好きな温泉のひとつです。

道中の路面に雪はありませんでしたが、豪雪期には麓からボンネットバスでの送迎もあります。

この写真は、2013年2月に宿泊した時の送迎バス写真です。

今日は自家用車で現地まで行きましたが、ボンネットバスを利用すると一気に現実から遠ざけてくれます。

「松川温泉・松楓荘」に到着。写真ではこじんまりと見えますが、2階建てで施設が奥に広がる大きな建物です。4種類の趣ある浴場と風情を楽しめます。

最も特徴的な吊り橋を渡っていく岩風呂は、残念ながら雪崩への警戒から今日は休止の看板がありました。身体中の細胞の隅々まで温泉成分を染み込ませようと3箇所の浴場を楽しみました。

泉質は、単純硫黄泉(硫化水素型)(低張性弱酸性高温泉)です。

そのうちのひとつ、混浴露天風呂です。松川温泉辺りは標高も高く、極寒の地なのですが、今日の外気温さほど冷たくはなく、出たり入ったり、の〜んびりと。

湯上がりに温泉卵のサービスがありました。香りと色合いから温泉成分が染み込んでいるようです。

温水ボイラーの唸る音と窓の下を流れる渓流の音を聞きながら、しばし仮眠。

いつ来ても雰囲気は何ひとつ変わらない、とてもいい湯でした。

松川温泉 松楓荘

江戸時代から続く秘湯宿「乳頭温泉郷・鶴の湯」でまったり

「乳頭温泉郷」とは、十和田・八幡平国立公園 乳頭山麓に点在する七つの宿の湯のことをいいます。どの宿もたたずまいも雰囲気も素朴でしみじみとした趣きがあり、人気のエリアです。

全体はこちらのサイトをご覧ください。

おとぎ話の世界へ

昨年は、同じ乳頭温泉郷にある「蟹場(がにば)温泉」に一泊したのですが、雪が少ない年で、豪雪地帯の表情はうかがえませんでした。

今年はご覧のとおり。車高約2mのNVANと同じくらい積もっています。綺麗に除雪されていて、青空とのコントラストも相まって、おとぎ話の国に向かっているかのようです。

この日は快晴で無風。自転車で鶴の湯に向かう強者も3名ほどいらっしゃいました。

武士が詰めた茅葺き屋根の長屋「本陣」

乳頭温泉郷 鶴の湯。いつ見てもテンションがあがります。誰もここには居てほしくない、秘密の場所として独り占めしたい、そんな感覚すら覚えます。

写真ではわかりにくいですが、積雪期以外は茅葺き屋根が剥き出しですが、雪から保護するため、透明のビニールシートが覆い被されていました。この地で文化的建造物を守っていくのは、相当気を遣うのでしょう。

歴史は長く、1688年から湯宿としての経営の記録が残っているとのこと。1688年(元禄元年)は松尾芭蕉が奥の細道の旅にでる前の年。333年も前のことのようです。

本陣の客室内の設備には、囲炉裏や灯油ランプが備えられていて、当時の暮らしぶりをそのまま実感できます。ちなみにWiFiもあります。外国人観光客からの要望が多く取り入れたと、スタッフが語っていました。

赤唐辛子が吊るされていました。

別のブログ記事でも書いています。→ 秘湯の軒先の赤唐辛子

泉質は、含硫黄・ナトリウム・カルシウム塩化物・炭酸水素泉、他3種となっています。

露天風呂の全体像や周囲の景観はわかりにくいですが、とても風情があります。

二号館入口にある休憩室

全てが素朴。いい湯でした。

秘湯の軒先の赤唐辛子

軒先に赤唐辛子を吊るすのは、乾燥させる目的のほか、禍や厄除けの宗教的意味合いもあるとのこと。

この画像は、秋田県の秘湯「乳頭温泉郷 鶴の湯温泉」 本陣建屋の軒先です。

2月13日は宮城福島で最大震度6強を記録する地震が発生しました。

思えば、ひなびた温泉宿は、源泉から湯が湧き出るのが当たり前のように捉えていましたが、過去に地震で湯が出なくなったり、泉質が変わった温泉も少なくありません。

そういう意味では、日頃の経営努力や安全対策とは無関係に、ある日突然、廃業に追い込まれるリスクも抱えていると言えるかもしれません。

とにかく赤唐辛子に災難が降りかからないことを祈るしかありません。

Canon Canon EOS Kiss X5、ƒ/5、1/1600、37 mm、ISO 800

豪雪の山中車中泊で食べるベトナム料理フォー

MacBookのバッテリー交換が完成したとの連絡を受け、引き取りに先週に続き、再び山形を訪問しました。

Mac Book(タッチバー付きのモデル)のバッテリーは、キーボードとトラックパッドとも一体化になっているそうで、当然、これらも新品交換になりました。

キーボードが新しくなるのは気持ちいいものですね。

豪雪地帯で車中泊

せっかく来たので、今夜も豪雪地帯、山形蔵王で車中泊敢行です。まずは先日も訪問して気に入っている共同浴場へ。入浴料は200円、いい湯です。

ここは、狭い路地の両側の側溝から湯けむりが立ち登る、風情ある温泉街にあります。

驚くくとに、直線で50mほどの距離に3箇所の共同浴場があります。泉質は同じですが、お湯の濁り具合が明らかに違います。

明日朝も6:00からやっているのでリピート確定です。

入浴後はベトナム料理、フォーを車内調理でいただきました。ライムの香りが鶏出汁を引き出して、文句なしの美味さです。

外気温はただいま-5.1℃、今日の予想最低気温は-10℃とのこと。車内は快適、とても静かです。

【後編】車中泊しながら共同浴場で癒されてきました

昨晩は蔵王スキー場付近の駐車場に車中泊しました。厳冬期の車中泊体験すで次につながる何かを発見したいのと、温泉に浸かってリフレッシュすることが目的です。

今日は6:00営業開始の共同浴場へ。ここから5分ほどの距離にありますが、昨日の共同浴場も、これから向かう共同浴場も初めての体験です。

昨晩は熟睡しました。ナンガの寝袋(オーロラ650)は寒さ知らずで最強です。まずは眠気覚ましにコーヒーを。やかんの上にあるのは自然解凍させたニチレイ今川焼きです。最近ハマっていて、自宅から1個だけ持ってきました。

共同浴場で一番風呂

時刻は朝6:00を少し回ったところ。スキーを担いだ若者数名を見かけた以外は車も通っていませんでした。本来であれば、夜明け前といえども除雪作業で慌ただしい朝なのかもしれませんが、雪が降らなかったのでとても静かです。

「蔵王温泉下湯共同浴場」は、昨日行った「上湯共同浴場」の2〜300mくらい手前、至近距離にありました。蔵王温泉街の中心部から少し奥に入ったところにありました。

ここは番頭さんはおらず、時間で自動的に施錠、解錠する仕組みで運営されている無人の共同浴場。浴場内の作りは上湯共同浴場と似ています。

泉質は強酸性は昨日と変わりありませんが、若干、透明度はこちらの方が高いような気がします。それでも温泉特有の匂いは半端なく、今、こうして記事を書いている時でも温泉の匂いに包まれています。身体中の毛穴を通じて細胞にまで温泉成分が染み込んだような感じです。

蔵王温泉の共同浴場めぐり似て車中泊の旅、趣も泉質も最高でした。来週は修理を依頼したMacBookの引き取りがあるので再訪したいと思います。

【前編】車中泊しながら共同浴場で癒されてきました

MacBookの修理依頼で山形市にやってきました。

明日も休みなので、泊まるもよし家に帰るもよしのノープランですが、8割方、何も予定のない時間を満喫する覚悟で自宅を出てきました。

MacBookをApple正規プロバイダへ預けた後は自由です。まずは蔵王温泉にある共同浴場へ。

入浴料は200円、泉質は蔵王温泉特有の強酸性で熱めの湯。酸性なので肌に傷があったりするとヒリヒリします。

コロナ対策もあって、入り口には6名まで、との注意書きがありましたが、先客は地元民っぽい人が一人だけで、5分もしないうちに独り占め状態となりました。

時折り、学校帰りの女子児童の笑い声が聞こえるだけで、それ以外は源泉が湯船を満たす音しかありません。なんとも贅沢です。

ランチには蕎麦かラーメンでもと考えていたのですが、買い物しているうちに食いそびれ、山形蔵王スキー場を見下ろせえる場所まで来てしまいました。

ここはスキー場の駐車場っぽいです。それも第4とか第5とか、場内が満杯になった時に使われる駐車場のようですが、誰もいません。

今日はここに投宿です。

メスティンでマグロ丼を作ろうかと思って買ったメバチマグロ。

早く落ち着きたくて、ご飯は炊かずに刺身でいただきます。

豪雪地帯の山の頂付近ですが、今は降雪も風もなく、とても静かです。

車内は快適な気温です。

ウイスキーに切り替えてもう少し飲んだら、星空撮影に挑戦して、明日朝6:00営業開始の共同浴場を楽しみに、シュラフに入ろうと思います。

紅葉シーズン本番の宮城岩手秋田にまたがる栗駒山キャンプ

映像素材を求めて、宮城・岩手・秋田の3県にまたがる栗駒山(1,626m)。

車中泊しながらの撮影旅行は、時間や場所の制約に縛られず、画像・映像を撮影できるので楽しいものです。

道中、ドローンで撮影していたら、CMや雑誌などを手掛けているというプロカメラマンに声をかけられました。彼は今夜がテント泊4泊目だそうで、納得いく撮影ができるまでは滞在するとのこと。

実際に彼が撮影した映像作品を見せて頂いたのですが、すぐに美しい映像に引き込まれ、ため息が出るばかり。とても勉強になったし、撮影に関する様々な情報交換もできて貴重なひと時でした。

このような出会いも旅のおもしろさです。

NVAN

真湯温泉野営場が本日の宿。

日が暮れてから、女性ライダーがひとり、やってきました。本日は車中泊2組、バイクテント泊と車テント泊が各1組の合計4組です。

ここは温泉も近くにあり、トイレも炊事場も手入れが行き届いているキャンプ場なのですが、混み合うことはほとんどありません。穴場です。

買出した食材を確認して保冷バッグに収納しながら、ハイボールを。

風もなく、涼しく静かな夜です。携帯の電波も届かないので、飲んで食べることしかやることはありません。

今夜はサツマイモのチャウダースープを作ります。

じゃがいもの使用量は2個ほどなのですが、バラ売りされていなかったので、サツマイモにしました。

作るのも後片付けも簡単な、これからの季節のアウトドアにはもってこいのメニューでした。

このあたりは紅葉はまだですが、プロカメラマン曰く、昨日の頂上付近は見頃だったようですが、今日は晴れ間が少なく、撮影には今ひとつのコンディションでした。

稲庭うどん「佐藤養助商店」

山をおり、菅総理大臣の生まれ故郷にて、一子相伝の技を八代受け継ぐ、稲庭うどんで有名な佐藤養助商店へ。

稲庭うどん

多くの課題が見つかったことは収穫でした。

↓立ち寄り先などをYouTubeに投稿しました。

そこは秘湯中の秘湯「滑川温泉福島屋」

悪天候により、バイクツーリング予定を車旅に変更して、心身をリフレッシュしてきました。

向かった先は山形県米沢市。

車旅ならではの様々な発見がありました。

秘湯の定義とは

露天風呂

滑川温泉福島屋。

山形県と福島県境付近にある秘湯です。今週末ここに宿泊するまでは、「秘湯」の定義は不明確なままでした。

山の奥地にある温泉宿?、認知度がそれほど高くない温泉?「秘湯」とは、何を指していうのでしょうか。

「日本秘湯を守る会」

「日本秘湯を守る会」のホームページには、次のように記載されています。

日本の原風景とう云うべき故郷を、自然風景を渇望する時が来ると信じ、流行と云う上面に流されることなく、
忘れてはならないもの、変えてはならないものは何かを問い、求めてきました。
いろいろな思いを胸に旅に出る人々の心根に思いをはせ、旅人を迎える宿と人がどうあるべきか、
宿を取り巻く自然環境、温泉環境がどうあるべきかを問い続け、  「旅人の心に添う 秘湯は人なり」  は
日本秘湯を守る会の永遠の理念であり、使命として認識し、多くの旅人に支持され、愛される宿の集まりでありたいと願っております。

私なりに要約すると、「歴史や伝統文化にこだわり、旅人の心に添う姿勢のある宿」が秘湯のようです。「秘湯は人なり」という言葉も合わせれば、「秘湯」と認定するか否かは、旅人や湯守の心持ちひとつと解釈させていただきました。

電源を水力自家発電で賄う滑川温泉は秘湯の中の秘湯

秘湯の客室

ここはまさしく秘湯でした。

「水力による自家発電」は、廊下にあった張り紙で知りました。もちろん、部屋で普通に電気を使うことができ、明かりが揺らいだり途切れたりすることはありません。

WiFi環境は整っていますが、それ以外は必要最低限の設備しかありません。それがとても新鮮に感じて心地よいわけです。

20組ほどの宿泊客がいながら、他の宿泊客と出会う機会はほとんどなく、まるで貸切のような状況でした。普通なら部屋に置き去りになっている分厚い案内パンフも撤収されてありません。(QRコードで読み取って館内施設や設備を確認する仕組みです。

いろいろな思いを胸に旅に出る人々の心根に思いをはせた末の思索で、ここは立地や周辺環境のみならず、真の「秘湯」です。(「秘湯」の定義を拡大解釈して、自分の尺度や感覚で認定できると思うと面白いですね。)

スタッフも良心的で料理も美味しく、いつも以上にゆっくりと流れる時間を満喫できました。

<満足度>

評価 :5/5。


二百余年続く秘湯の宿「滑川温泉福島屋(山形県米沢市)」

今日は友だち3人でバイクツーリング予定でしたが、大雨予報のため、車移動に切り替えて秘湯体験に向かいました。

仙台を出た頃は天候が回復気味だったので、車に変えて失敗したかなとも思ったのですが、宿に近くにつれ、雨足は強くなってきました。

大雨の中、山の奥地へ進む

市街地から1時間ほど走ってきました。写真ではわかりにくいですが、雨が強くなってきています。目指すのは、山麓にたたずむ歴史ある一軒宿。

道も細くなり、秘湯への期待が高まってきますが、若干の不安感も。

この樹木の向こう側は谷底です。

こんな山奥にほんとに宿があるのか不安になってきますが、道がある以上、何処かにはつながるのでしょう。

大雨の中、宿に到着!

滑川温泉 福島屋

滑川温泉 福島屋(山形県米沢市)に到着しました。

当温泉は文明8年(約530年前)、大沢の郷士斉藤盛房がこの付近の川を渡る際、岩石を滑り倒れ、その時手に温かい石を感じ温泉の湧出を発見しました。そこから「滑川」と称されるようになり宝歴13年(約250年前)、上杉藩主の許を得た当館笹木正直が開湯しました。

東吾妻の一峰一切経山への山道の途中、東大嶺に源を発する前川上流の切り立つような北谷の山中にあり、標高約850m、前川にかかる吊り橋のあたりの谷底は、一枚岩で流れる川底が美しく、新緑の春、避暑の夏、秋には素晴らしい紅葉を楽しむことができます。

http://www.namegawa-fukushimaya.com/welcome.htmlより

滑川温泉 福島屋

チェックインでは、宿帳に宿泊者全員の住所、氏名、連絡先の記載が必要でした。このご時世です。むしろ、記載を要求された方が安心感が持てます。

こうして世の中の変化を体験することで、「新しい生活様式」が「当たり前の生活様式」として定着していくのでしょう。

館内はとてもいい感じです。雨音と川の音がBGMです。私たちが発する会話や物音以外で聞こえるのは水の音だけです。

秘湯宿の客室

部屋には鍵もエアコンもありません。ですがとても涼しく快適です。寒いくらいです。

源泉100%の掛け流し湯

滑川温泉 福島屋の内風呂

泉質は、硫黄を含む炭酸水素塩・硫酸塩泉です。山岳エリアでなければ味わえない掛け流し湯。自然の香り、音、湯の肌触りを楽しんだ後は、弱まった雨音を聞きながら地酒を酌み交わします。

とてもいい宿いい湯でした。

滑川温泉 福島屋

<満足度>

評価 :5/5。

最後までご覧いただきありがとうございました。それでは今日はこの辺で。



蔵王山麓に佇む「湯遊び宿 旬樹庵さんさ亭」

連日、雨続きですが、「絆の宿キャンペーン」の割引特典を使っての家族サービスで宮城県遠刈田(とおがった)温泉にやってきました。

「絆の宿キャンペーン」とは、宮城県の観光需要の早期回復を目的として、宮城県内在住者を対象とした旅行商品を割引するキャンペーンで、一人あたり5千円の割引が受けられます。

加えて、Go Toキャンペーンも併用できるらしいので、今日の宿は超格安料金です。

(ご参考までにこの記事の関連情報は文末にリンクを貼っておきますのでご覧ください。)

遠刈田温泉のロケーション

写真奥に見える山(蔵王山)から手前が宮城蔵王で、裏側が山形県(山形蔵王)です。スキー場もいくつかあるので、一年中楽しめる、広大な観光エリアです。

今日の宿は写真中央からやや左、「旬樹庵 さんさ亭」へ向かいました。

温泉街を歩く観光客はちらほら。駐車場の車はほぼ県内ナンバーでした。

今宵は湯っくり呑んびり

手荷物は「たまバッグ」。密かに気に入っています。そのバッグひとつで旅行者らしからぬ軽装でチェックインしました。

ホテルの佇まいは重厚感ありますが、どんな湯、どんな食事でしょうか。期待が膨らみます。

川の音と霧に包まれる蔵王山麓

到着した時は、山の上の方が霧に包まれていましたが、1時間ほどで完全な濃霧に包まれています。聞こえるのはエアコンの音と川の音だけで、とても静かです。

ミステリアス。この雰囲気、嫌いではありません。

厳重な感染防止対策

観光地の感染防止対策は厳重です。見習わないといけませんね。

部屋に到着。さっそくハイボールでひと休み。涼しい和室、落ち着きます。

結論から申し上げれば、食事はどれも美味しかったです。夕食には馴染まない、ゼリーのような、羊羹のような、ありがたくない飾りだけの料理が一切ないのがうれしいですね。(あんなの、喜ぶ人がいるのだろうか?)

ボリュームも良かったです。ギリギリ食べきれる限界寸前の量感は満足感を引き立てます。それよりも多くても少なくてもダメ、放物線の頂点というイメージです。

かんぱち、まぐろ、ホタテの三種盛りです。かんぱちとまぐろは角が立って、美味しそうです。

テンション高潮。普段はしないですが、菊の花びらを刺身醤油に散らします。刺身はワサビを醤油に溶かさず、ネタにつけるタイプです。

収容人数の半分くらいの入りでした。お客様も働くスタッフもいきいきしていたように思います。騒いだり、人と人が入り混ったりしているわけではありません。心の交流を感じることができました。

アサリの炊き込みごはん。

アサリの炊き込みご飯を、自分なりの海鮮丼にしてかっこみ、お吸い物を啜ります。美味い!

もう腹いっぱいです。ヨコになりたいですが、せっかくの温泉宿。部屋でもう1、2杯、晩酌したいと思います。お風呂は到着後、すぐに入ったので、あとは明日朝にします。

湯遊び宿 旬樹庵さんさ亭 詳細はこちら



仕事帰りの車中泊

深夜にYouTubeを見ているうちに長旅をしたくなり、仕事帰りに長旅のような真似事をするために寄り道することにしました。今週は土日休みですが、日曜朝に用事があるため、仕方なく金曜夜の強行策です。

NVAN車中泊時の朝

今回は小旅行にも満たない寄り道程度の行程ですが、満腹感いっぱいで帰宅してもまだ土曜の午後1時。くせになりそうな時間の使い方が見えてきました。

それでは旅の様子をご紹介いたしましょう。

【金曜19:00】豪雨予報の中、宿場へ急行

さっさと仕事を片付けて、向かうのは良質多彩な湯で名高い鳴子温泉郷。

この日は朝から東日本に大雨予報が出されていましたが車中泊予定なのでお構いなしです。それよりも気になるのは、到着までに陽が沈んでしまわないかということです。

今日の車中泊予定のスポットは初めての場所なので、周りがどんな様子になっているか、あらかじめ確認したいのですが、道中のスーパーで買い出しするので、暗くなってからの到着となりそうです。ぶっつけ本番ですね。

高速道路を降りたところで大雨の予報をTVニュースが伝えています。風も強そうなので、今夜はサードオーニング&テント は使用せず、車内滞在を楽しむこととします。

【金曜20:00】ひとり静かにNVAN呑み

スーパーでの買い出しではアンガス牛ステーキを買いました。入店した時点で今夜ステーキを食べるのは無理と決めていましたが、食べるか食べられないかではなく、旅の真似事の非日常空間では、ごちそうがあるかないか、心の充足感も重要だからです。

NVANで車中泊

ステーキが食べられない理由は、風が強いためサイドオーニングは使用できないからです。焼肉は天候が回復して、どうしても食べたくなったら外で焼くことにしました。

そんなわけで、メインはレッドグローブとトマトのヘルシーメニューとなりました。昼にガッツリ食べてしまったので、この時はこれで物足りない感じはありませんでした。

NVANで車中泊

家ではあまりTVは見ないのですが、こうしてひとり静かにTVを前にして呑むのも落ち着くものです。

今回NVANは運転席後ろ側を座椅子モード、助手席側がベッドスペースにしています。TVと向かい合って、運転席シートを前方に倒し、シート裏側を背もたれにして座っている状態です。窮屈でもなく、手を伸ばせばいろんな道具も取り出せて快適です。

時折、パラパラっと雨がNVANの屋根を叩く音がします。土砂降りでも構わんよ、と心の中で呟きながら、グラスを傾けます。サイコーです。

NVANで車中泊

何をするわけでもなく、ただハイボールを作って呑むだけですが、のんびりとゆっくりと流れる時間に満足感を感じます。これが毎日では寂しくなるのでしょうけれど。

お腹が空いてきました。以前買い置きしてあったカップヌードルで締めます。

何時に寝たのかは覚えていません。「締めます」の正しくは、「カップヌードルで締めたような記憶はある」ですね。

【土曜8:00】起床

NVANで車中泊

寒くもなく暑くもなく、ぐっすりと眠れました。おばさまたちの話し声が聞こえます。散歩のようですが、はて、外はどんな感じなのでしょうか。

ここが場違いでないことを祈りながら、恐る恐る、スライドドアを開けてみます。

おー、なかなかいい感じじゃありませんか。風は強いですが晴れています。この後で少し周囲を見て回ったのですが、芝生の手入れが行き届いた広々した公園でした。水洗トイレも清潔感があり、ここはこれからも使えそうですね。(ただしキャンプ場ではありません。)

私と似たような行動と思われる軽バンとキャンピングカーが止まっていました。ここは温泉郷にほど近く、自然を生かしたアクティビティが豊富なエリアなので、前泊する観光・行楽客も多いようです。

インスタントのカフェラテを飲みながら、今日の行動予定の整理です。

ちなみに、朝は無糖ではなく、甘さがあった方が好みです。

NVAN

ここに来たからには温泉は必須ですね。そそくさと車内の道具を片付けます。ハンディクリーナー(掃除機)の音が休日の朝を宣言しているようです。さてさて、出発することとします。

【土曜9:00】千年の歴史を持つ古湯「滝の湯」でリラックス

やってきたのは大崎市鳴子の公衆浴場「滝の湯」です。

泉質は、含硫黄・ナトリウム・アルミニウム・カルシウム・鉄-硫酸塩泉の低張性酸性高温泉です。

公衆浴場「滝の湯」
公衆浴場「滝の湯」

白濁したお湯と板張りの浴槽で、昔ながらの懐かしい雰囲気が漂っています。シャンプーや石鹸はありませんが、入浴料は大人200円、大満足ですね。

*撮影禁止の看板はなかったように思いますが、一応、自分自身の許可を得ました。

【土曜10:00】創業明治9年「岡崎斉の店」を見学

滝の湯を出てすぐ近く、通り沿いから不思議な動きに目が止まり、入店してみました。何気なく気になった店は覗いてみることにしています。思わぬ発見があるからです。

ここ「岡崎斉(ひとし)の店」は、明治9年(1876年)創業の伝統工芸品「鳴子こけし」の店でした。現在の主人は四代目。およそ150年も続く店は、張り詰めた緊張感漂う職人の店、というイメージがありますが、実際に入店してみると、温和で優しい笑顔のおじいさんでした。

こけし作り体験などもやっているようなので、いつか温泉旅館に宿泊した時にでもやってみようと思います。こけしに興味があるわけではありませんが、自分で作る木工芸品は愛着が湧きそうな気がします。今までにはない新しい発見になるかもしれません。

【土曜11:00】人類が開発した最古の原動機「水車」を見学

鳴子を出て3〜40分、栗原市一迫の国道沿いに水車がゆっくりとですが力強い感じで回転していました。

ここでSDカードの残量全てを、この水車撮影に託しました。撮影はGoPro Hero7(2.7K30fps)です。

【土曜12:00】隠れた名店「みよし食堂」

今回の旅ごっこのラストは、地元民の人気ラーメン店「みよし食堂」です。

店内は満員でしたが、タイミングよく待ち時間はありませんでした。

オーダーしたのは、「冷やしチャーシュー麺」。久しぶりの「冷やし」でしたが、いつ食べても美味しいラーメンです。

ラーメン食べながら、AERAが深堀りしたその時その時の社会問題に触れるのが好きです。頭に入るような気がします。もしかすると満足する味覚と記憶の深さには相関関係はあるのでしょうか?

今回は、お肉券、コラボ動画、布マスクなど、国民感覚と大きくズレる拝見を、心理学視点で見た記事が勉強になりました。

早急に何かを決めなければならない時、メンバー間で共有されている情報のみに目が向いて、個々のメンバーが持っている非共有情報の検討がなされない「共有情報バイアス」と、初めから好きな選択肢があってそれに合うような情報のみ注意が向けられる「確証バイアス」が生じるのだと言います。よくわかるような気がして、納得して丼を置きました。

【土曜13:00】帰宅。

13:00帰宅。仕事帰りの旅ごっこ、いや〜、なんとも充実の18時間でした。

いかがだったでしょうか。

ツーリングやキャンプに出かけて日曜夜に帰宅すると後片付けが大変だったりするのですが、今回のような時間配分であれば、片付けもゆっくりこなせます。

家についてから、アイスコーヒー飲みながら新聞を広げていた時、こういう時間の使い方はなかなかいいかも、とはたと気づきました。またいつか金曜日に出かけてみようと思います。

<満足度>

評価 :5/5。

最後までご覧いただきありがとうございました。それでは今日はこの辺で。