知らないと損!少額のお金できる秋のアート鑑賞法

「ランス美術館」とは、フランス・シャンパーニュ(シャンパン)の産地として有名なランス市にある美術館です。

そのランス美術館、大規模拡張に伴うリニューアル工事が予定されており、休館の間でこそ実現できた、宮城県美術館で開催されている「ランス美術館コレクション」を鑑賞してきました。

海外の名高い美術館に行かなくても、日本で鑑賞できるワケです。

このような理由で開催される企画も多々あるようなので、見過ごしたらもったいないです。

ダニ・カラヴァン作「マアヤン」(宮城県美術館)

写真は、宮城県美術館のエントランスにあるオブジェ(彫刻)です。

四角い柱が並んで立っているだけなのに、「精神統一」を要求されているかのような精密さに、しばし見惚れてしまいます。

入り口前にして、テンションが高まります。

バリーフラナガン作「野兎と鉄兜」(宮城県美術館) 

中庭に通じる通路にあるオブジェ。

痩せているのに躍動感があり、体格とは不自然な耳の大きさは生き生きと見えて、不思議です。

「アート」とは、「不思議」であることが心を惹きつけて離さないポイントなのでしょうか。

フェルサンド・ポテロ作「馬に乗る男」(宮城県美術館) 

このオブジェにも惹きつけられます。計算されたようなアンバランスな構図。

「見る人に想像を委ねるのがいい写真」と何かの記事をみた記憶がありますが、この像からはいろんな想像を掻き立てられます。

佐藤忠良記念館(宮城県美術館)

撮影許可を得て撮影した写真です。まるで生身の人間が醸し出すような感情が伝わってきました。

コローから印象派へ

ウジェーヌ・ブータン作「船の帰還」

タイトルの「コロー」とは、「ジャン=バティスト・カミーユ・コロー」のことで、19世紀のフランスの画家です。

「印象派」とは、描くものの輪郭や色ではなく、描く対象の周りの光や空気感をとらえようとした手法です。

館内の説明によれば、「印象派」は、19世紀末にフランスに端を発した絵画運動で、当初は人気もなく酷評された手法だったとのこと。

筆跡を残さず光沢のある画面に理想美を描く古典派を受け継いだ技法とは異なり、「印象派」は筆跡は力強くありありとしているのに、風景に溶け込んだ柔らかな光を描写する手法です。

間近で筆跡を辿るように見つめると、200年前の画家の視線と目が合っているようで、引き込まれるような、不思議な感じがしてきます。

撮影禁止のため作品の画像紹介はできませんが、フランスに行かなくても、近代風景画の歴史に重要な役割を果たした画家たちの苦悩と情熱に触れてきました。

「クロード・モネ」の思い出

印象派を代表する画家のひとりとして、フランスの「クロード・モネ」があげられます。

私は、2017年6月、愛媛県美術館(松山市)で、イギリス・ウェールズ国立美術館所蔵の作品(モネ)を鑑賞してきました。

今日の宮城県美術館の展示作品に触れ、当時印象派の歴史背景への理解が浅かったことを残念に思いました。もっと事前学習してから鑑賞すればよかったと。

それでも、愛媛県美術館では2〜3時間ほど滞在して観ていた記憶があります。

静かな空間で、芸術家の情熱に包まれる感覚は、日常生活では味わうことができない、とても心地良い時間です。

宮城県美術館
マルゲリータ
ピザスイーツ
国産豚串焼き

芸術に触れ、心が洗われた後は、

「美術館」での作品鑑賞は、アウトドアライフで得られる精神浄化作用と似た感覚がありました。

逆に言うと、キャンプ道具や泊まりがけで遠方に出かけられるまとまった時間がなくても、気持ちを鎮め感性を刺激される心地良さを、近隣の美術館で味わうことができるように思います。

「コローから印象派へ」。11月7日まで宮城県美術館で開催されています。

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奈良・中宮寺の国宝展(宮城県美術館)に行ってきた

今日は市の研修旅行で宮城県美術館を訪れました。お恥ずかしい話ですが、私は生まれも育ちも住んでいる場所も宮城県。仙台市内勤務にもかかわらず、宮城県美術館に足を踏み入れたのは今日が初めてです。

この期間は、奈良・中宮寺の国宝展をやっているようです。と言われても、教養のない私にはピンときませんが、今日は小グループでの旅行の一環なので、みんなと一緒に観賞してみました。

宮城県美術館

館内では、美術館入り口に掲示されていた看板(アイキャッチ画像)の実物が展示されていました。6〜7世紀に作られたという木像です。実物を間近で見ると、所々にある傷みから、年月と信仰の重さが伝わってきます。

その木像には、読経が聞こえてくるようなリアリティがあります。歴史的価値に加え、それも国宝たる美術的な価値なのでしょうか。教養希薄な私にはこのくらいしかわかりませんが、あたりを鎮める重厚感、威圧感は相当なものがあります。

宮城県美術館

仙台市内は今日が紅葉のいちばんの見頃でした。イチョウやもみじの色づいた葉が風に舞う様子は、まるで黄金の小判が飛び交うようで趣があります。

銀杏の木の下で体験する雪が降り積もるかのような落葉は見応えがあります。一年の中で、数時間程度しか味わうことができない美しい自然現象なので、ポイントと時期を抑えておくことがいいでしょう。

宮城県美術館

結局、いちばん私の目を惹いたのは、木々や葉の彩りでした。国宝の木像を賞でるには、まだまだ勉強が不足しています。

美術館ではその関連資料を数種類、いただいてきました。

これでも教養の進化を実感できました。