男の手料理で味わうクジラとタラと八海山

4つ違いの私の兄は、料理や飲食店とは全く無関係のごく普通のサラリーマンですが、マグロをはじめとした魚の扱いと目利きは半端じゃありません。(アイキャッチ画像のマグロは兄がスライスしたものです。)

昨日実家で開催された、男の手料理で新年を祝う恒例行事は、マグロの切り落としがかすむほど、レベルが一段あがっていました。

「クジラうねすの手作りベーコン」で開宴

鯨うねすの手作りベーコン

「うねす」とは、鯨の下あごから腹にかけての最高級部位です。その鯨のうねすを塩だけでベーコンにした「鯨うねすのベーコン」で今年の宴が始まりました。

私が子供のころの鯨は、学校給食にも出てくるほど庶民的な食材でしたが、今では高級食材です。

食べる機会が年に1回あるかないかの「鯨」をベーコンで手作りでいただくとは有り難いです。

新潟県南魚沼の地酒「八海山」を片手に

八海山純米大吟醸のラベル

最初のビールもあっさりと退け、新潟県南魚沼の地酒「八海山・純米大吟醸」が入った箱を開けます。

さすが新潟の精米歩合45%の大吟醸酒。苦みが全くなく、りんごジュースのようなフルーティな香りとすっきりした飲み口は、「日本酒」とは違うカテゴリーに属するもの、といっても過言ではありません。

鯨うねすの手作りベーコン

「クジラうねすのベーコン」の濃厚な脂のうま味が口いっぱいに広がったら、「八海山」のコップを無言のまま傾ける・・、最高です。

兄は焼酎の一升瓶を、私は日本酒の一升瓶をそれぞれひざ元において呑むスタイルは、今、思い返せば、傍から見たら異様な光景かもしれません。

イカと里芋と大根の煮物

イカと里芋と大根の煮物

これも兄の手作りです。

里芋も大根も軟らかく、イカに醤油の風味がよく染みた煮物で、日本酒にも焼酎にもよく合います。

「たらの白子」たら

たらの白子

白子も日本酒によくあいます。トロッとした口当たりで、日本酒の味を確かめながらちびちび食べるのが大好きです。

「たらのホイル包みマヨネーズ」

たらのホイル包みマヨネーズ

味付けは塩コショーとマヨネーズとのことですが、思ったほどマヨネーズらしさは感じず、ホテルやレストランで出てくるような本格的な美味しさでした。

締めは「たらのあら汁」

たらのあら汁

これで締め、と思いきや、マグロ切り落としがまだ半分以上残っていました。(写真は食べる前です)

マグロ切り落とし

贅を尽くした男の手料理を心ゆくまで楽しませてもらいました。どうやって自宅に帰ってきたか覚えていませんが、夜中に目を覚ましたらお気に入りのメリノウール毛布に包まれておりました。

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迷うことがなくて無駄もない!もてなし料理は「マグロ」と「せり」の最強説

マグロを求めて世界中の港町を旅した兄から「マグロを取りに来い」との連絡があり、車で30分ほどの距離にある実家へと向かいました。

マグロを知り尽くした兄から受け取ったのは、食べ比べてみろと言わんばかりの1.5kgほどの数々の赤身の柵でした。

見よう見真似でスライスに

マグロの柵

身がしっかりしているので、素人でも切りやすい赤身です。

包丁は30年ぶりくらいに研いだ刺身包丁。包丁を持つ手に力を入れなくてもスーッと切れるのが気持ちよくて、いつまでもスライス作業していられそうな、手首に楽しい感覚があります。

マグロ(赤身)

マグロ赤身の熟成具合もいい感じです。

刺身は腐敗する手前、旨味が最大限引き出された時が美味しい時。

スライスしている時にマグロの香りが引き立ってきて、今が最も美味しいタイミング間違いなしです。

マグロ刺身

お造りにして適当に盛り付け。スライスの厚さは均一とは言い難い箇所がありますが、それよりもマグロの光沢が優っています。

マグロの漬け丼

兄からもらった柵(なん柵あったか数えていない)のうち、4柵は漬けにしました。市販の漬けダレにつけて約10分。表面がツヤツヤになっています。

「マグロは刺身よりも赤身の漬けが一番美味しいのです」、と市場関係者から聞かされたことを、マグロの刺身を見るたびに思い出します。マグロを漬け丼のタレに漬け込むと、浸透圧で身の水分が外へ排出されるので、身がプリップリになるからです。

大トロや中トロが脂が乗って美味しそうですが、筋がない赤身が舌触りも歯触りも良く美味しいです。

本来、ゆっくりと味わって食べるべき高級メニューですが、仕込み量が十分な昨晩は娘夫婦ら家族も一緒に納豆飯でもかっこうむようなスタイルでいただきました。マグロ赤身の漬け丼、最強です。

アボカドとマグロの漬け丼

基本は漬け丼と同じですが、メスティンでもマグロにアボカドを合わせ惜しみなく使いました。

マグロにアボカドはよく合います。相反する鮮やかな色彩ですが、食感や口当たりの良さや栄養バランスも絶妙です。この組み合わせを初めて世に出した人の感性に感服しながらいただきました。

刺身で締めくくり

マグロの刺身

シンプルな料理ゆえ、とても奥が深い和食の王座に君臨するマグロを存分に楽しみました。

高コスパ&高満足度「仙台せり鍋」

宮城県登米市産せり

正月に欠かせない「せり」も大量調達しました。

ここ数年人気の「仙台せり鍋」は、最低でもせりと鶏もも肉だけ、しらたきと焼き豆腐とキノコがあれば、さらに充実の冬の鍋が簡単にできます。

せりは年末年始に高値になる高級野菜ですが、鍋としての材料費総額としては、鍋をするためにしか使わない食材(ネギ、白菜、春菊、ごぼう、人参、舞茸、鍋スープ)を買い求めることもないので高コスパで満足感が得られる食材です。

<仙台せり鍋のスープ>

しょうゆ、麺つゆ、みりん、日本酒、水。全て適量で簡単に自作できます。

*味濃いめくらいが丁度よく仕上がります。

<仙台せり鍋の作り方>

1、スープを沸騰させ、食べやすいサイズにカットした鶏もも肉を入れ、灰汁を取ります。

2、3〜4cmにカットしたせり(根っこも丸ごと)、しらたき、生しいたけを入れ出来上がり。

*せりのシャキシャキ感な残るように煮込みすぎないことが大事です。

キャンプ気分のひとり鍋

家族では高コスパの仙台せり鍋で、一人では雪中ソロキャンプ気分で、せりのシャキシャキ感を満喫しました。

マグロとせりは、おもてなし料理のメニューや食材選びに迷うことも無駄もなく満足に導く最強関数です。

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