味を決める塩を料理で使い分ける「塩専用ケース」

最近、家族に塩分の摂りすぎを注意されることが多くなりました。

もともと「しょっぱ好き」なので、忠告に関しては年齢的にも「そりゃそうだな」と思いつつ、料理によってさらに美味しく塩を楽しもうと思い、調味料ボトル収納ケースをお気に入りの塩専用ケースにしてまとめました。

家族の忠告とは違う方向に進もうとしている気がしないでもないですが、我流ですが、塩との正しいお付き合いを方法をご紹介します。

塩のラインナップ(6種)

今回ラインナップしたのは、シャークベイソルト(オーストラリア)産、男鹿半島の塩(秋田県)、シチリア産岩塩、ヒマラヤ産岩塩の4産地に、粒の細かさのバリエーションを加えた、合計6種類です。

粒の細かさ海水塩
(マイルド)
岩塩
(準マイルド)
調味塩
(超マイルド)
粗挽きオーストラリア
(シャークベイ)
シチリア
中挽き男鹿半島
細挽きオーストラリア
(シャークベイ)
ヒマラヤ味の素
塩の産地ラインナップ

海水塩と岩塩の食味の違いとは?

海水塩はマイルドで、岩塩は塩辛さがあります。

家庭用の食塩(精製塩)も含めた塩辛さの順は、塩辛い順に食塩→岩塩→海水塩でした。

味の濃い料理には塩辛い(長く残る)塩、野菜や浅漬けなどにはマイルドな塩が向いていると思います。

粒の細かさの違い

塩の粒の細かさは、料理や食品の素材による場合と、塩の使い方でも区別されます。

振り塩に向いている「粗挽き」

シャークベイ粗挽きソルト

肉や魚が焼きあがった後の振り塩に向いています。じっくり広がる旨味を楽しめます。

「粗挽き」というだけあって、粒が大きいので、用途は限られてきますが、私がいちばん好きな塩です。

万能に使える「中挽き」

おもにスライストマトに使うことが多いです。細挽きの塩だと、塩がトマトの果肉に溶け込みやすく、浸透圧ですぐに水っぽくなってしまうので、酒好きのスライストマトには、塩分がすぐに溶け込みにくい中挽きが向いています。

揚げ物に向いている「細挽き」

肉や魚の身に擦り込み、浸透圧で余分な水分を除去するには細挽きの方が使いやすいです。

ヒマラヤ岩塩

ヒマラヤ岩塩はおろし金でパウダー状に加工しなければならいので、ボトルいっぱいにするには1ヶ月はかかりそうです。

その点、「アジシオ(味の素)」は、どこでも買えるので、天ぷらや揚げ物、フライドポテトにも使いやすいです。

収納ケースは「DAISO調味料ボトル収納ケース」

よく見るとボトルの大きさが異なります。収納ケースはボトル6本がセットになって販売されていますが、このうち、キャップ部分の大きさが少し違う液体ボトルが3本含まれているためです。

ダイソー調味料ボトル収納ケース

写真奥は、同じシリーズでラインナップされているカトラリー収納ポーチです。

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3億8千万年前の地球の忘れ形見・ヒマラヤ岩塩の味くらべ

家の中の整理をしていてヒマラヤ岩塩を見つけました。少し前にトマトにはまっていた時に使っていたもので、いつの間にか片付けられ、行方不明になったことすら忘れていました。宝石の原石のようにきれいでロマンあふれる楽しめるヒマラヤ岩塩をご紹介します。

ヒマラヤ岩塩

そもそも岩塩とは

太古の昔に、海底が地殻変動のため隆起したときに海水が陸上に閉じ込められたり、砂漠のど真ん中にある塩湖で、水分蒸発により塩分が濃縮したりして結晶化したもの。

「暮らしニスタ」より

とてもロマンチックですね。「太古の昔」という言葉に惹かれます。

岩塩の色の違いの理由とは

写真で確認できるように、岩塩はその生成過程や成分によって様々なバリエーションがあります。

ヒマラヤ岩塩

ピンクは、塩の結晶に含まれる鉄や銅によって作られた色で、黒は硫黄が含まれています。

ヒマラヤ岩塩

硫黄が含まれているという黒は、想像していたとおり、温泉の匂いがしました。

なるほどという感じですが、この香りを生かす使い道が思い浮かびません。

ヒマラヤ岩塩

黒以外では、それぞれの味の違いはわかりませんでしたが、とてもまろやかです。

普通の食塩とは全然違いますね。

昨年11月に、石川県の輪島で買った塩もまろやかで気に入って使っていますが、まろやかさはヒマラヤ岩塩の方が上かもしれません。

舳倉(へぐら)島の塩
輪島塩
輪島塩の作り方を教えてもらいました。(写真は生産者さん)

3億8千万年前の地球の忘れ形見

ヒマラヤ山脈が地殻変動で隆起したのは5,000万円前らしいですが、岩塩はそれよりも前の海底にあり、その年代は3億8千万年前。海水の化石ですね。

株式会社村松仙室(むらまつせんや)HP

3億8千万年前というと石炭紀からデボン紀にあたります。どのような時代だったのでしょうか。

調べてみました。

陸上の植物は森林を形成し、種類も多様となって次の石炭紀の大発展の基礎となりました。またこの時期に両生類イクチオステガが出現し、初めて動物が上陸した例として注目されます。

地球生命の進化/デボン紀 東北大学総合学術博物館 ギャラリー

恐竜が地球のスーパースターとして闊歩していたのが2億3千万年前なので、それよりも1億5千万年以上も前になります。

岩塩の素が3億8千年前で、岩塩になったのはそこから何万年もの歳月をかけて、ということでしょうか。自分が生まれる前どころか、恐竜すらいなかった遥か前から気の遠くなるような時間をかけてできた色合いの岩(塩)を眺めているだけでも楽しめます。

岩塩の楽しみ方

ヒマラヤ岩塩には豊富なミネラルが含まれているようです。

ミネラルは地球上に存在する無機の元素で、私たちの生命を維持するうえで色々な役割を果たしていて、体内でミネラルのバランスを保つことは健康維持に非常に重要と言われています。

そんな岩塩は、お酒を飲むときに口に含むとお酒も美味しいらしく、悪酔しないとか。

焼肉やステーキにも合うと思います。(岩塩プレートというのもあるようです)

岩塩の価格

家で眠っていたヒマラヤ岩塩は、近所のスーパーで買ったものです。特別な、高級品のようなイメージがありますが、実際にはそんなことはありません。

価格は写真にある数種類の岩塩におろし金もついて580円とか、そのくらいだったと思います。衝動買いでした。

手が出ないほど高価なモノではないのに、食べ方も味わい方も豊富で楽しめるし、すぐに消費してなくなってしまうものでもありません。保存方法に気を遣う必要もなく、賞味期限もありません。とってもお得な贅沢品ですね。

Amazonでも購入できます→ヒマラヤ岩塩(ここで紹介した商品とは若干異なります。)

ヒマラヤ岩塩

こうして眺めていると本当に宝石の原石のようです。

おろし金も二つあるので、地球の忘れ形見をNVANにも忍ばせておけば、いつでも太古の記憶を蘇らせることができそうです。