【肉や魚にも使える保存食】しその実のしょうゆ漬けの作り方

しそ(大葉)の実は、大葉を収穫した後に成長する実で、しょうゆ漬けにしたり塩漬けにしたり、その独特な爽やかな香りを、6〜7月の葉の生育期間から9〜10月の実を成すまで長期間楽しめます。

熱々のごはんにのせて食べれば、これから出回る新米もよりいっそう、美味しく味わえそうです。

しその実

作り方はとても簡単

しその実のアク抜き

作り方はとても簡単で、以下の2工程しかありません。

⒈アク抜き

⒉しょうゆに漬ける

しその実は、スーパーでは販売されていることはあまりないですが、道の駅や直売所などに出向けば、200円前後で手に入ります。

「しその実のしょうゆ漬け」作りのポイントを挙げるとすれば、入手すること、くらいです。

私の場合は、家庭菜園なので、難しいことは何ひとつありませんでした。

しその実のアク抜き

アク抜きは、写真のようにボウルに実を入れ、水に浸して1日置くだけです。

水が濁ることはないので、アクが抜けているのかどうかよく分かりませんが、この工程があることで食味にエグさがなくなるらしいです。

しょうゆの分量

しその実のしょうゆ漬け

ある記事によれば、しその実15gに対して大さじ1。

今回収穫したしその実は約100gなので、しょうゆは大さじ6となりますが、このうち大さじ1を、あごだし醤油をブレンドしてみました。ただの思いつきです。

瓶詰めの前にアルコール消毒

しその実のしょうゆ漬け

あとは瓶詰めにして冷蔵庫に保管するだけです。

瓶詰めの前に、瓶はもちろん、蓋もきちんとアルコール消毒しました。

瓶詰めしたしその実のしょうゆ漬け

しその実はしょうゆ漬けの他に塩漬けでも食べられます。

今回のチャレンジで「しょうゆ漬け」を選んだのは、昨年市販品を購入した「塩漬け」がしょっぱかった、というだけの理由です。

しその味のしょうゆ漬けの使い方

ごはんや弁当にのせるだけでなく、肉や魚の付け合わせや冷やっこなど、使い方はアイディア次第。

日持ちは約1ヶ月。しばらくはあの独特の風味を楽しめそうです。

【万能保存食】「青唐辛子のしょうゆ漬け」の作り方

ビリっとした辛さでごはんがすすむ「青唐辛子(青なんばん)のしょうゆ漬け」を、3年連続で今年も作りました。

2020年10月25日に初めて漬け込んだものに、老舗のうなぎ屋さんが一子相伝のタレを守るかのように、継ぎ足し継ぎ足しで今日に至っています。

「唐辛子」は最強の節約素材

青唐辛子

今年の材料は、春に近所のホームセンターで百円で購入した二苗から育てました。

一つは「鷹の爪」という品種で自家製タバスコに、もう一つが今回の主役です。

「育てた」と言っても、どちらもほとんど手をかけることなく、周期の雑草を取り除いただけで、たくさんの実をつけてくれました。

百円で買った苗で、作る楽しみも出来上がる過程も何年間も楽しめて味わえる、コスパ抜群の最強食材です。

「青南蛮のしょうゆ漬け」の下準備

青唐辛子

漬け込む前にフライパンで炒るのですが、熱で膨張した唐辛子が爆発しないように、1本1本に切れ込みを入れます。

この工程を省いてしまうと、クラスター爆弾のように大音響とともにタネがキッチン中に飛び散ってしまいます。

青唐辛子を煎る

青唐辛子に切れ込みを入れたら、フライパンで煎ります。

煎った後の青唐辛子

表面に焼き色がつく程度でOKです。

漬け液に入れた青唐辛子

下準備はこれだけ。粗熱を取ったらあとはアルコール消毒した密封雨瓶に漬け液と一緒に入れるだけ。

<漬け液>

しょうゆに日本酒、みりん、砂糖を適量加えます。

それぞれの分量は保存容器の大きさによってよりますが、青唐辛子がよく浸る量のしょうゆが必要です。

漬け込み期間に味を見ながら、しょうゆが甘すぎない程度に、お好みで調整するといいと思います。

1ヶ月ほどすると、しょうゆに青唐辛子の香りが溶け出して、調味料としても使えるので、しょうゆは多めの方が良いかもしれません。

「青唐辛子のしょうゆ漬け」

初めて漬けたのは2020年でした。

漬け液のしょうゆは、最初の頃はただの醤油にしか感じませんでしたが、今ではまろやかな味わいになっています。

青唐辛子のしょうゆ漬け

漬ける期間が長くなると、辛さが後に残らなくなりました。辛さのレベルも、漬け始めの頃と違い、口の中に刺さるような感覚は薄くなり、角がなくなった印象です。

今回は約100本程の青唐辛子を漬け込みました。

青なんばんのしょうゆ漬け

先週末の秘湯めぐりツーリングの道中、道の駅に立ち寄ったら、まだ青なんばんがありました。

巣ごもりを前に、約90本ほどしょうゆ漬けにして出来上がりを楽しみにしていますが、来年の出荷時期まで持たせようと追加購入しました。これで来シーズンの出荷まで間に合わせられそうです。

ついでに特大の原木生しいたけも。ステーキのような原木生しいたけ焼き、食べ応えあって食欲の秋を満喫するには十分なボリュームでした。

赤唐辛子はタバスコの第二作目に使用予定です。

ところで、タイトルの「新しい形のエンディングノート」とはどういうものでしょうか。さっそくご紹介いたします。

まずはみそ漬けに

青なんばん

青なんばんが爆発しないよう、切れ目を入れて焼き色が付くまで炒めます。

収穫末期だからか、形が悪いものもありますが、漬けてしまえば気になりません。

青なんばん

焼き色はこんな感じでよしとします。

青なんばんは先の画像のように大量にありますが、今回は1袋分だけ仕込んで、後は週末の手仕事とします。

今回は職場のおっかさんからおすそ分け頂いた、手作りみそに5本漬け込んでみました。

手作りみそはまだ熟成中ですが、このくらいの大きさの透明パッケージだと、テーブルで酒を飲みながら、みそや青なんばんの色の変化を確認できるので楽しいものです。

アサガオの観察をしているような感覚です。

一子相伝の奥義

青なんばんのしょうゆ漬け

残りの青なんばんは秘伝の特製しょうゆだれにぶち込みました。今回購入した未調理の大量の青なんばんは、今週末にでも焼きを入れ、この密封瓶いっぱいにする予定です。

うまくできれば、特製しょうゆを毎年注ぎ足しながら、一子相伝の奥義として代々伝わるよう、特製しょうゆのレシピを巻き物の書に残そうと考えています。

新しい形のエンディングノートです。

最後までご覧いただきありがとうございました。