日本の絶景2017ベスト絶景「雲昌寺のアジサイ」

軽バン(NVAN)で車中泊をしながら、「無限の自由旅行」の短期体験をしています。

今日は八幡平(岩手)からアジサイが咲き誇るお寺と男鹿半島(秋田)に向かいました。

八幡平展望台からの眺め

昨晩、投宿したポイントからの眺望。所々に雲はありますが、視界は開けておりとても心地よい目覚めです。

ここは標高1,500mを超える場所で、生育できる植物の種類も限られるからか、緑の絨毯を敷き詰めたような美しい景観が広がっています。

趣きのある温泉も多いこの地を出るのは名残り惜しいのですが、今日はそれ以上に期待できるスポットがある秋田県男鹿市を目指します。

快晴の男鹿半島と満開のアジサイ

風車とNVAN

八幡平(岩手県)から男鹿市(秋田県)まで約2時間半の道のりでした。

男鹿市に近づくにつれ天気が回復。期待以上のアジサイを観覧できそうで心が躍ります。

日本の絶景編2017 ベスト絶景「雲昌寺のアジサイ」

紫陽花と女性

雲昌寺(うんしょうじ)がある秋田県男鹿市に到着しました。このお寺は「日本の絶景2017ベスト絶景」に選ばれ、今では人気の観光スポットになっています。ここで結婚式を挙げるカップルも多いのだとか。

受付で拝観料500円をお支払いします。

雲昌寺に行った後で知ったのですが、「コロナウイルス感染拡大防止のため、県外からの観覧はご遠慮ください」とのこと。

確認不足で申し訳ございません。どうかお許しを。

紫陽花を撮影する女性

寺一面に咲き誇るアジサイはご覧のように爽やかで、暑さはさほど気になりません。

可憐に咲き誇るアジサイには、それを見つめる女性の姿がよく映えます。

雨でも凛とした美しい姿を見せる、不思議な雰囲気のある花です。

竹林とアジサイ
まっすぐに伸びた竹林
微笑み地蔵とアジサイ

「人生は辛く苦しい時も有りますが 微笑みを忘れずに 

あなたの笑顔が 自分を 誰かを 幸せにするから」

雲昌寺内にある「あじさいカフェ」
アジサイとアイスコーヒー

お寺の中にカフェがあるのは珍しいスタイルです。店先でアジサイを眺めならがひとやすみ。

雲昌寺のアジサイは6月中旬から7月上旬が見頃とのことです。

とても素晴らしい絶景でした。写真でその美しさを伝えられないのが残念です。

車中泊で出会った驚きの絶景

昨日、久しぶりにキャンプに行ってきました。

キャンプと言っても車中泊ですが、私の中では、野外で外泊することをキャンプと定義しています。なので、NVANでの車中泊もキャンプということにしております。

今回はその時の様子と、タイトルにある驚きの風景を、DJI MAVIC MINIで撮影した空撮動画でご紹介いたします。

矢櫃(やびつ)ダム湖面と枯れ木

程々の手入れ加減で自然を満喫

今回、岩手県にある一関温泉郷 真湯温泉で自然を満喫してきました。

このキャンプ場は、最盛期でも訪れる人は数組とマイナーなキャンプ場ですが、以下の特徴が気に入っていて、年に数回は訪れるお気に入りのキャンプ場です。

  • 落葉樹の森に囲まれていて直射日光は当たらない
  • 管理が行き届いた炊事場と水洗トイレがある
  • 温泉が近くにある(徒歩5分/8:30から営業)
  • 薪が山ほどある
  • 混雑しない
  • ファミリーというよりソロ・上級者向け
  • 夜はとにかく静か
  • 料金が安い(無料?)
  • 市街地から3〜40分と比較的近い

これでけの高規格キャンプ場で低料金のキャンプ場はなかなかないですね。

車やバイクで乗り入れできる

NVANカーサイドテント

サイトにもよりますが、車やバイクでそのまま乗り入れができる設営場所があります。

今回は国道からたった3mほど入ったサイトに車で乗り入れし、宿を設営しました。

国道といっても、この先は栗駒山山頂へ向かう山岳ルートで、夕方以降は通る車はありません。反面、朝は山頂へ向かう車やバイクが数台通るので、若干、現実的な空間と隣り合わせになるような瞬間があります。それでも付近を流れる沢の音や野鳥のさえずりに走行音がかき消されるので、それほど気になることはありません。

東北では名峰のひとつ、栗駒山(標高1,626m)を背後に抱える真湯キャンプ場は、ほとんど山の麓に位置しているため天候は変わりやすいです。真夏でも夜間は上着がないと過ごせないほど気温は下がるので、重ね着できる服装が必要です。

真湯キャンプ場の中央付近です。森に囲まれた中にあります。

炊事場では飲用できる水道もあります。この水は夏でもとても冷たいです。

薪もご覧の通り。今回はカセットコンロのみを熱源としたので薪は使用しませんでしたが、使う場合は「協力金」をお支払いする良心的なシステムです。

NVANカーサイドテント

今日の宿の準備が整いました。

今夜のメインは、イオンで購入したタスマニアビーフステーキです。両木は155gと少し物足りない気がしないでもないですが、奥の手を使ってみましょう。

snowpeakマナイタセットL
snowpeakマナイタセットL

「奥の手」とは夏が旬のズッキーニでかさ増しする作戦です。ステーキのタレと一緒に炒めました。見た目にも美しく、くせもなく、歯触りが楽しい野菜です。

フルーツも欠かせません。今日はレッドグルーブです。炊事場の冷たい水で洗って冷やしておきました。種があるぶどうですが、皮ごと食べられます。

今日は1パック298円とお買い得でした。

まだ時間は早いのですが、お酒がすすみます。

この時点で4〜5組のキャンパーがいましたが、大騒ぎするようなグループはいません。この日はほとんど風がないので枝葉の擦れる音もなく、とても静かで快適です。

bluetoothスピーカー
ヒノキ桶

このキャンプ場から歩いて数分のところに日帰り入浴施設「真湯温泉」があります。酔っ払う前に、ひとっ風呂浴びることとします。

厳選かけ流し温泉とヒノキ桶

いい湯です。家では毎日お風呂には入っていますが、しばらくお風呂に入っていなかったような感覚すら覚えます。(檜のマイ桶はNVANに標準装備です。)

NVANカーサイドテント内

何時まで飲んでいたか覚えていませんでしたが、時計は8時過ぎを指していますね。

多分、寝たのはこの少し後のことかと思います。ボトル2/3を飲んだにしては、自分では頑張って起きていた方かもしれません。

それにしてもNVAN車中泊は快適です。助手席側、運転席側ともにフルフラットになるので、セミダブルベッドに寝転がっているようなゆとりがあります。

食器やポータブル電源などの宿泊に伴う主要な荷物は、全てベッド下に、撮影機材などはインナールーフキャリアに収納しているので、居住空間は広々としています。

この日は運転席側の窓ガラスを半分だけあけて、防虫網で覆った仕様で就寝しました。

目覚めは4時頃でしたが、野鳥が鳴き始めたのは5時前頃からで、野鳥にも起床時間があるようですね。

当日のキャンプ場早朝の様子を動画撮影してみました。国道沿いのロケーションのため、一部に車の走行音が入っていますが、雰囲気は伝わるかと思います。

朝食はいつも簡単です。そして、食材が残ってしまっているのもいつもと同じ風景です。ソロキャンプでは食材を無駄買いしてしまいがちですね。

快晴につき早々と撤収

天気も良かったので7時すぎには撤収しました。前記したように、ここは山岳エリアなので、天気が良ければ初夏の美しい風景に巡り合えるかもしれないと思ったのが撤収時間を早めた理由です。

曇天や雨ならもっとゆっくりしていたことでしょう。

でも、早朝の行動開始が正解でした。

エメラルドグリーンに輝く震災の爪痕

2008年に発生した「岩手・宮城内陸地震の爪痕」です。この風景は知ってはいましたが、奥に見えるエメラルドグリーンに輝く湖が、今日はひときわ美しい色に輝いていました。折れた橋がなければ、多くの観光客や住民が亡くなった災害のことなど忘れてしまいそうです。

当時のニュース番組がYouTube(ANNnewsCH)に投稿されていますので、ご覧ください。

水がエメラルドグリーンに輝く理由とは

一般的に湖などの水面の色は、①水分子による光の吸収や拡散、②水中の物質(懸濁物質や動植物プランクトン、溶存物質)による光の吸収や反射、③水深の浅いところでは、湖底や水中の水草などによる光の吸収・反射・拡散、④周囲の景観、⑤太陽光の直接反射、などにより決まると言われています

国土交通省東北地方整備局

要約すると、水分子による光の吸収や拡散が水中の溶存物質によって変化するから、と言われています。水深が浅く水草などによる光の吸収・反射・拡散が活発な周囲環境より決まると言われています。

ここのエリアは何度も通っていますが、「曇天で無風(湖面に波が立たない)時」がキレイに発色するような印象をもっていましたが、快晴のこの日でも、湖面は十分美しい色でした。

さらに車で数分の、矢櫃(やびつ)ダムへ。

MAVIC MINIで撮影してみました。

矢櫃(やびつ)ダム周辺をDJI MAVIC MINIで空撮した動画です。


今回のキャンプのまとめ(次回への教訓)

  • 食材は前日調達し、必要な分だけを持ち出す(無駄の削減)
  • メインとなるメニューは前日までに決めておく(時間と量の無駄削減)
  • メイン食材の基準を決める(焼き肉は最大400g/一人)
  • クーラーバッグは直置きせずダンボール等の敷物を使う(汚れ対策)

久しぶりのキャンプは、とても充実した時間でした。盛り沢山で伝え切れていない点が多々ありますが、ブログへのまとめ方も含め、次回への課題とします。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。それでは今日はこの辺で。