絶景の秋田・男鹿(おが)半島を巡る車中泊旅

涼を求めて男鹿半島へ旅をしてきました。秋田・男鹿は、とても涼しく連日の猛暑報道とは無関係の桃源郷でした。

世界の絶景・日本の絶景編2017ベスト絶景「雲昌寺のあじさい」

小さな田舎町にある普通のお寺ですが、1日で5,500人も来園したこともあったという、今では名所となっています。

紫陽花が見ごろ(6月下旬~7月上旬)の時期に、のんびり出かけたら大渋滞にはまり、お寺に近づくことすら難しいと思います。

この日は車中泊で前泊して開園時刻前に行ったのですが、その時にはすでに100人ほどの行列が開門を待っていました。

その後の周辺状況は、駐車場が空くのを待つ車が国道にまで溢れだし、大渋滞になっていました。

それもそのはず、雲昌寺は、民家が密集した細い路地を入ったところにあるお寺です。広大な駐車場はなく、小さな駐車場が点在しているだけなのです。

ラーメンや蕎麦と違い、ゆっくり時間をかけて観賞したいのはみな同じでしょうから、駐車場の回転は悪そうです。

昨年も同じ時期に雲昌寺のあじさいを観賞したのですが、その帰り、寺からけっこう離れた場所で目に入った「臨時駐車場」の看板は、見ごろの時期には相当混み合うことを暗示していました。

「雲昌寺のあじさい」の詳細はこちら

涼を求めて誰もいない絶景の男鹿半島で車中泊

撮影時(夕方)の気温23℃で朝晩はTシャツ1枚ではすこし肌寒く感じるほど涼しく、海風がとても快適でした。

動画中の食材は、日本酒も含めて、基本、秋田県男鹿産でまとめました。

「仙岩峠の茶屋」の「しょっつるラーメン」

「仙岩峠の茶屋」は、岩手と秋田の県境(国道46号線)にある仙岩トンネルを抜けてすぐにあるドライブインです。昭和41年創業と歴史あるドライブインです。

錆びついた看板が歴史を物語る茶屋で、秘湯で名が知られている「乳頭温泉郷」や「田沢湖」方面へ旅行やバイクツーリングでも必ずと言っていいほど立ち寄る店です。

甘口だしがしみ出た素朴な味わいのおでんが有名で、近隣の道の駅などでも真空パックで販売されてもいます。

公式HPからも購入できるようですので、ご興味のある方はどうぞ。

お目当ては「しょっつるラーメン」

「しょっつる」とは、秋田県で作られている魚醤です。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)より

しょっつる秋田県で作られる魚醤塩魚汁とも書く[1]ハタハタなどの原料魚に塩を加え、1年以上かけて熟成させて作る[2]タンパク質の分解によるアミノ酸ペプチドを主成分とし、うま味と特有の風味を呈する[2]秋田県の伝統的な調味料で、江戸時代初期から製造されている[1]

個人的にはこのお店の「しょっつるラーメン」が気に入っています。

しょっつるラーメン

透きとおったスープは優しい口あたりですが塩かどを感じない塩辛さとキレがあります。

一見、塩ラーメンに見えますが、味はしょうゆラーメンに似ています。もちろん魚出しの風味も感じます。ネギとの相性もバツグンです。

安定の美味しい一杯をいただきました。(鮭おにぎりも手作り。塩がパラパラ散りばめられていて美味しいです。)

渓谷の絶景も味わいのひとつ

峠の茶屋(秋田県)

「仙岩峠の茶屋」の建物の一部は、渓谷を見下ろす崖っぷちにはみ出るように建っています。

峠の茶屋(秋田県)

崖にはみ出た部分の内部です。このガラス窓の下は谷底で、時折、秋田新幹線が通ります。

峠の茶屋(秋田県)からの眺望

走っているのは秋田新幹線。新緑、紅葉、雪景色と季節によって変わる山の表情を見下ろすことができます。

今日は晴天で遠くの山々まで眺めることができました。

目指す「乳頭温泉郷 鶴の湯温泉」は、この茶屋から向こうの山の方角へ、さらに車で4〜50分ほどの場所にあります。

八幡平最古の秘湯「ふけの湯」の源泉かけ流しの露天風呂

少し遅い敬老の日。最近めっきり歳とった義母を連れ、秋田・青森・岩手を跨ぐ八幡平国立公園頂上付近にある名湯「ふけの湯」に行ってきました。バイクツーリングでの日帰り入浴は何度か来たことがあるのですが、宿泊するのは今回が初めてです。

ここは5月から10月までしか営業していない秘湯です。まだ9月なのですが、真冬のような寒さで、部屋ではファンヒーターがフル稼働でした。

設備が整った観光ホテルにしようか迷いましたが、自然を感じられる、静かな宿がいいと思い、ここにしました。

夜は館内に誰もいないかのような静けさです。あいにくの天気で星空の撮影は叶いませんでしたが、やはりひなびた温泉宿はいいですね〜。

詳細はYouTube動画をご覧ください。

いい食いい湯でした。