簡単にできる「魯肉飯(ルーローハン)」

「魯肉飯(ルーローハン)」は台湾の代表的料理。日本語で表現すると「煮込み豚バラ肉かけごはん」といったところでしょうか。

角切りにした豚バラブロック肉を甘辛く煮てご飯にのせた料理で、日本語表現を見ただけでもその美味しさがイメージできるかと思います。

先日、スーパーの総菜売り場で「魯肉飯弁当」が販売されていました。しかし、パッケージには「台湾の家庭料理」との表記と料理のイラストがあるだけで、肝心の中身が見えない容器だったので、とても気になっていました。

今回、MSRクイックスキレットとメスティンで台湾の代表的料理、魯肉飯(ルーローハン)を作ってみたら激ウマでした。その作り方をご紹介します。

まずはメスティンでご飯を自動炊飯

メスティンに1合分のコメと水を入れ、約30分吸水後、固形燃料に火をつけで25分ほど待つだけです。メステインでご飯を炊くのは簡単。固形燃料(1個25g)なら1合分がちょうど良く炊き上がります。

メスティンは一石二鳥の調理も可能

最近はひとつのメスティンで炊飯しながら、うなぎやカレーを温めたりと、一石二鳥の技の研究開発しながら楽しんでいます。

メスティン版うな丼の作り方はこちら

今回の 魯肉飯(ルーローハン)での同時調理技は、 魯肉飯(ルーローハン) に添えるチンゲン菜に活用しました。

メスティンで炊飯時に同時調理したチンゲン菜

炊飯時の炊き上がり5分ほど前に、炊飯中のメスティンのふたを開け、投入するだけです。茹で時間が長いと、チンゲン菜の色が悪くなるので、時々、チェックすると良いです。

今回の 魯肉飯(ルーローハン) は、MSRクイックスキレット(フライパン)を使い、基本原則に近い手順で調理しましたが、市販の「豚角煮」を使えば、同様の手順でメスティンひとつで炊飯と豚角煮の加熱の同時調理も可能かもしれません。

フライパン(MSRクイックスキレット)の情報はこちら

魯肉飯(ルーローハン)の材料と作り方

魯肉飯(ルーローハン) の材料は、材料名をリストアップするといっぱいあって難しそうですが、落ち着いて一品一品に目を通せば、 豚バラブロック肉と花椒(ホアジャオ) を除けば、どこの家庭でもあるものばかりです。

花椒(ホアジャオ) は 魯肉飯(ルーローハン)の味を決定づけるものではないので、お好みで加えたり、別のスパイス(八角や山椒など)に変えたりしても良いと思います。

豚バラブロック肉・・・300g

玉ねぎ・・・・・・・・1/2個

生姜・・・・・・・・・2片(刻み)

にんにく・・・・・・・1片(スライス)

ゆで卵・・・・・・・・1個

花椒(ホアジャオ)・・適量

水・・・・・・・・・・150cc

創味シャンタン・・・・大1

日本酒・・・・・・・・80cc

しょうゆ・・・・・・・大2

砂糖・・・・・・・・・小1

酢・・・・・・・・・・小1

実際に作ってみての感想は、見た目で感じるよりも簡単でした。これといって下準備がないこともそう感じさせていると思います。

1.豚バラブロック肉をカットして炒める

豚バラブロック肉を炒める

写真がピンボケしてますが、豚バラブロック肉をひと口大の適当な大きさにカットして、焼き色がつくまで炒めます。(炒め油は不要です。)

2.肉以外の材料を投入して煮込む

豚バラブロック肉を煮込む

豚バラブロック肉を煮込む時に、ゆで卵もいっしょに煮込んで味を染みらせます。

汁の味加減は、煮込んでいる過程で確かめてみて、しょうゆと砂糖を少々加えて調整しました。

あとは煮込み汁がなくなるまで煮込むだけす。完成形の汁気の量は、チェーン店の「牛丼」より少し少ないくらいをイメージして煮込みました。

煮詰まってくると、甘じょっぱいような食欲をそそる匂いが充満します。そして汁気がなくなればほぼ完成。あとは炊き上がったご飯に盛り付けるだけです。

メスティンにのっている豚肉の量は、完成した 魯肉飯(ルーローハン) の1/2ほどの量です。

甘辛く煮込んだ豚バラ肉の脂と爽やかな紅生姜との相性もよく、残り1/2もぶっかけて、数分で完食!

美味しすぎてカロリーオーバーなんて気にしてはいられません。

初めて作った 台湾の定番料理、魯肉飯(ルーローハン) 、大成功でした!