【車中泊装備】生活感丸出しだったシャワーホースの見栄え改善

おカネをかけず、どこにでも出かけられる車中泊がブームになって久しいですが、実際は「どこでもいい」ということはありません。

いつか出発する予定の無限の自由旅行に向け、キャンプ道具の使用感やNVANの装備を研究してきましたが、ある時、入浴施設がなかったらどうする?という疑問が湧いてたことがNVANにシャワー設備を取り付けた理由です。

シャワーを浴びるのは思いのほか楽しく、バッグドアから水が出る様は、家族含め、周囲の人々も笑ってくれています。

シャワーは風呂の残り湯を洗濯に使うための家庭用ポンプを車内に装備しているポータブルバッテリーで稼働させています。(タンクは16リットル。NVANベッドキットの床下から汲み上げています。)

NVANシャワーは気に入っている装備のひとつですが、生活感丸出しの水色のホースが悪目立ちして気になっていました。

買い物や荷物の出し入れでバッグドアを開けるときは恥ずかしく、ホースの改善が急がれていました。

最終的に落ち着いた「3倍の長さに伸びるホース」

悪目立ちしないよう、黒色のホースをネットで探していましたが、「黒色のホース」はすぐには見つかりませんでした。ホースの色の他に以下の条件を設けたからです。

1)ホースの長さ3m

2)ホースの内径12mm(ポンプと接合するため)

3)価格が安い

水色のホースの上を何かで覆うなどの策も検討しつつ、ネット調達をあきらめようかとした矢先、3倍の長さに伸びる黒のホースを2千数百円で見つけました。

車中泊シャワー設備のビフォー・アフター

NVANに取り付けたシャワー

初期型はシャワーヘッドがなかったので、「じょうろ」を応用していました。

実は、水量や水の勢いは、初期型の方が本物のシャワーに近いです。

改善型は3倍(最大7.5m)に伸びる素材のためか、ホースの途中で水の勢いがロストしているようで、じょうろに比べると明らかに出力不足です。(たまにしか使わないシャワー設備なので問題はありません。)

見た目では、改善後(写真右)の方が狙いどおりシャワーの設備が目立たなくなって気に入っています。

タンクへの給水方法

タンクへの水の補給方法は、シャワーヘッドを外して水道からのホースを接続することで持ち運ぶことなく給水できました。(シャワーから逆に流しこんで水を溜める方法です。)

写真は、給水システムを説明するために、シャワーヘッドを外した状態に水道からのホースを差し込んだ状態で撮影したものです。(実際には接続部分から水が漏れないよう、水道からのホースにも接続ジョイントを使います。)

伸縮ホースはレビューをチェックして選びましょう

私が購入した伸縮ホース、実は、いまひとつでした。

シャワーヘッド部分がダイヤルになっていて、さまざまな水の出方を選べるようになっているのですが、ダイヤルの見出しと水の出方が一致していませんでした。

機能には影響はないものの、なんだか、がっかりさせられます。

もう一点が、3倍に伸びるとはいっても、元通り(2.5m)に戻るかどうかわからない点です。この点はレビューにも他の購入者さんから不評の意見の記載がありました。

3倍の長さに伸ばして使う予定はないのでどうでもいいのですが、シャワーヘッドも大きく、バックドアを閉めた状態では意外に邪魔な気もします。

夏の車中泊旅に出かけるまで、まだ数日の時間があるので、気の済むまで研究を重ねます。

【改良版】NVANに設置したシャワー室

前回出撃した軍事訓練で試用してみたシャワー室は、テストの意味合いもあったので取って付けたような体裁でした。

前回のシャワー記事はこちら

実際の使用感はとても爽快で、使い勝手はかなりあると判断できたので、季節限定で常設する前提で、問題点や気になる点を克服するようカスタマイズしました。

ホースの折れ曲がりを緩和する固定方法

NVANに取り付けたシャワーホース(改善後)

テスト運用の時に最も気になったのは、シャワーヘッド(じょうろですが)側を固定してしまうと、バッグドアを閉めた時、ホースの長さを逃がす遊びがなくなるため、ホースの折れ曲がり部分が鋭角に折りたたまれてしまう点でした。

このままバッグドア開閉を繰り返せば、シャワーを使う使わないに関わらずホースに穴が開くのは時間の問題です。

何度使うかもわからない簡易シャワー。こんなくだらない装備でも、快適で安心して使うために改善策を真剣に考えたり試したりするのは楽しいものです。

NVANバッグドアに取り付けたシャワー用ホース

シャワーホースは写真のようにタイラップで固定しましたが、ここに工夫を凝らしてあります。

前記のホース折れ曲がり問題を解消するため、写真ホース奥の3カ所はタイラップでホースを堅く固定し、手前側2カ所は大きな輪っかにしてホース先端に遊びがでるようにしたのです。

バッグドアを閉めた状態(1枚目の写真)でも、ホース折り返し部分が自然な形で折れているので、破れにくくなりました。

バッグドアも問題なくスムーズに開閉できています。

タンクの水漏れ防止対策

ウオータータンク(ソフト)

テスト運用の時のウォータータンクのキャップは取り外したままの状態でした。

走行中、激しい揺れがなければ水が漏れ出ることはないので、キャップを取り外したままでも問題はなさそうですが、水を入れたタンクを設置するとき、ソフトビニール製にタンクが歪み、水が溢れ出ることが悩みどころでした。

そこでウォータータンクのキャップには、ホースと電源コードが通るくらいの穴をドリルで開けました。

写真では確認しにくいですが、ホースを通すキャップの穴は、気圧が逃がす目的でホース直径よりも1mmほど大き目にしているので、ポンプの揚水に支障はなく、この隙間からの水漏れの心配はありません。

このように、問題点を解消できた瞬間も、ひとりニヤニヤしてしまいます。

関連装備

洗い場

NVANシャワー室の洗い場(すのこ)

写真の「すのこ」は、洗い場として地面に置いて使います。これがあるのとないのとでは使用感は全く異なります。

高級ホテル並みの充実したアメニティ

mont-bellトラベルキットパックM

普段から常備しているアメニティグッズです。このトラベルポーチは吊り下げて使えるフックがついているので、温泉めぐりでも重宝しています。おすすめ商品のひとつです。

mont-bellトラベルキットパックM

次回の軍事訓練に向けた改良計画

1.外部ホースで給水するための給水口の取り付け

床下に設置したウオータータンクはソフトタイプのタンクです。

タンクの水がなくなった時の補給方法は、タンクからキャップと吸水ノズルを取り外して、水を補給し、補給後、再び、吸水ノズルを入れキャップをしめて収納する手順です。

これはちょっとめんどいので、タンク上部に外部ホースから給水するための接合口を設けようと計画しています。

2.ホースの色から漂う生活感を消す

NVANシャワーは、ありそうですがあまり見かけない便利なアイディアで気に入っているのですが、ホースの色はあまりにも家庭的で、まるで洗濯機でも積んでいるかのように見えてしまいます。

バッグドアを開けてシャワー室を展開した時のシャワーヘッドがわりの「じょうろ」の向きも、やる気なさそうに垂れ下がっているのも気になる点です。(ちょうど良い角度と勢いで水が出るので機能的には申し分ないのですが。)

別の用事でバッグドアを開ける瞬間は、この私でも正直、ハズいものです。

次回の軍事訓練までには、家事主婦業的イメージがぬぐえない爽やかな空色のホースは、存在感を消し去るために透明かブラックのホースに交換しようと物色中です。

超爽快!NVANに「シャワー室」をつけてみた

どこへでも旅ができて、そこそこ快適空間を目指して試行錯誤を繰り返す中、シャワー室の設置を思いつきました。

20リットルタンクでシャワー2回分

シャワー用の水を入れた20リットルポリタンク

「シャワー室」と言っても特別な装置や内装を施しているわけではなく、ポリタンクから電動ポンプで汲み上げるだけの単純構造です。

近場に温泉がない場所などでも、シャワーを浴びれば爽快な気分を味わえます。

写真の20リットルポリタンクなら余裕の水量と思っていましたが、おおむね2回分でタンクはほぼ空になりました。(「おおむね」とはポンプの試運転も含めているので)

「危険な厚さ」アンガス牛肩ロースステーキ

アンガス牛肩ロース厚切り

見た目だけで選んでしまった牛肩ロースステーキ。食べきれませんでした。

「厚切り」とは知らずに買ってしまいました。

サイドオーニングを展開したNVAN

ビールの後は辛口の日本酒に切り替えてまったりします。

深夜はだいぶ冷えましたが、この頃は少し蒸し暑さがありました。

シャワー室完備で正解です。

気分まで爽快なアウトドアシャワー

キャンプ場には数組のキャンパーがいましたが、遠く離れているし死角になっているのでシャワーを浴びていても何ら問題ありません。

環境負荷に配慮して、シャンプーや石鹸の使用は控えましたが、蒸し暑さもどこかへ消えてなくなり、サッパリと爽快です。

ちなみにシャワーヘッドは準備していなかったので、家から持ち出した「じょうろヘッド」です。

寝起きはシャワーから。爽快すぎてクセになりそうです。

楽しいひと時はいつもあっという間。今日はこの地から出勤です。

シャワー室のテストは大成功でした。

NVANで露天風呂はこちら↓