初めて自分のバイクを持ったのは高校2年生の時でした。以降、社会人になってからもHONDA CBR400Fエンデュランスを皮切りに何台か乗り継いでBMW R1200GS Adventureなどに至っています。
私のキャンプ歴のはじまりはバイクがきっかけです。幾多の苦労と快楽を積み重ねた経験から学んだ、最適・厳選の必携ツールをご紹介します。(この記事は約7分で読めます。)
バイク歴40年のキャンプツーリング理論
積載量が限られるバイクでは、すべての荷物を吟味しなければなりませんが、長距離ツーリングになればなるほど気温差も天候変化も大きくなるので、ウエアの装備は重要になります。
例えば、猛暑続きの8月中旬でも北海道野付半島はとても寒く、真夏でも防寒ウエアを装備するきっかけになりました。
バイク歴40年のキャンプツーリング理論は、「食堂やインスタントで代用できるアウトドア調理器具はコンパクトにし、防寒・防水ウエアは、重ね着できる真冬同等の充実装備で臨む」という、私なりの基本原則がベースになっています。
コンパクト収納の調理器具

メスティンは、熱伝導率が高く、お米の炊飯だけでなく、ちょっとした料理も普通にこなせます。
焦げ付きやすいので炒め調理はあまりやっていないのですが、昨年だったか、ダイソーから「フッ素加工黒メスティン(写真)」が販売され、用途はぐっと広がりました。
メスティンに収納している「七つ道具」
そのメスティンには以下の7つのギアを収納しています。まさに七つ道具ですね。
・オピネル ナイフ#7
・SOTO ポケットガストーチ
・mont-bellスタックイン野箸
・ポケットストーブ
・固形燃料1個(約20分/1合炊飯分)
・まな板(竹製とプラスティック製)
・VARGO ウィンドプロテクター

ポケットストーブは、メスティンの表面加工への傷を防ぐため、北海道バター飴の袋に入れています。柔らかい素材で大きさもちょうどよいです。

写真左奥に見えるのがメスティンに入るプラスティック製まな板です。
まな板を2種類持つ理由は、竹製まな板をマイプレートとして使っている場合の調理用にプラスティック製を使うためと、まな板についている穴とメスティンを利用した水切りに使うためです。
コメを研ぐときに重宝します。

スタックイン野箸は箸の途中がねじ式で短くしてスタッキングできるようになっています。
しかし、先端部分の素材(木製)の塗装が悪く、使っていると白っぽくなってきて、箸が汚れているようにみえてしまい、その見た目が食事の食味にも影響してしまいます。
少し色ムラがありますが、先端部分はラッカー塗料で塗り直しています。千代に続き、すでに5年くらい使っている箸です。
調味料セットと合わせた重さは830g


調味料セットと合わせた重量は片手で少しずっしり感じる重さです。
登山であればさらにこの1/3程度の重さにしなければなりませんが、バイクであれば許容範囲かもしれません。