バイクシーズンも終盤の週末。今日は40年前の愛車「HONDA XL250Rパリダカ」で知らない町を探索しようと、「出前一丁」を持って出かけました。
バイクは、目的地への移動手段の「車」と違い小回りが効くので、近距離エリア内でも知らなかったスポットを発見できたり意外と楽しいものです。
知らない町にバイクを停めてみる

正しくは「知らない町」ではなく、来たことがない町。
ここは名前や地理的な情報は知っていますが、県境をまたぐと買い物以外に特別な用事でもない限り、訪れることのない町です。
しかし、来たことにない町・場所は、いつもワクワクします。
バイクを止めてみると、周囲は無音ですが、無人の気配ではありません。そう感じさせるものは、無人の山里と何が違うのか、意味もなく考えてみたりします。
そんな楽しみ方が、職場へ通勤するよりも短い時間と距離で実現できるのだから今までもったいないことした、と反省しながら、パリダカの小気味いい単気筒特有のエンジン音を響かせます。
朝ごはんを食べてから思い立ってのツーリングだったので出発時刻が遅いため、いまから昼食会場探しです。
初めて訪れた山里で見つけたすてきな公園

偶然通りすがって見つけた場所です。きれいに手入れされている公園ですが、人の姿はありません。
「出前一丁」を調理して食べるには最高のロケーションです。しかも写真中央、四阿には固定式のテーブルと椅子があるのでちょうどいいです。
ひとり、バイクを眺めながらラーメンランチ

パリダカに後付けしたコンテナは、蓋が開きすぎないよう、ワイヤーで開閉角度が固定されるようにしました。
ワイヤーを接続する支点を中央にしているので、ボックスの蓋は手前側から開けても、シート側から開けても同じ角度で開いたまま安定します。

今日の調理器具類は、ネギをカットするまな板とオピネルナイフ、ポケットガストーチ(ライター:なくても着火可能ですが)、箸、それとガスバーナー、水筒です。
写真手前側に少し見えているのは、長ねぎと栗かぼちゃのポタージュ(インスタント)です。

袋ラーメンをメスティンで作る時は、袋ラーメンのパッケージから出したままの状態ではメスティンに麺が入らないので、茹でる前に二つ折りします。
メスティンの内側のビスが見えなくなるくらい水を浸した状態が約450ccです。そこを目安にして水を入れ、沸かせば間違いないでしょう。
バイクを眺めながら食べるごはんは美味しい
2〜3日前のTV番組で、お笑い芸人さんがバイクを眺めながら食べるごはんが美味い、と言ってましたが、その感覚はよくわかります。
好きな道具に囲まれ気持ちが満たされていることは、美味しさを増幅させるおおきな理由になっているかもしれません。
ラーメンツーリングであれば、バイクだけでなく、身近なキャンプ道具も愛でられるので楽しさ倍増です。
今日は、出がけに準備した「生卵」を忘れてしまった以外はここまで完璧なツーリングです。

「出前一丁」の後は、栗味かぼちゃのポタージュ(インスタント)で秋を味わいながらまったりとします。

南アフリカ産のグレープフルーツ。今日は1玉の1/3ほどをビニール袋に入れて持ってきました。
果物のデザートは心を満たしてくれます。(果物大好き人間)
まったりとくつろいでからの出発

今年7月にオープンしたという地場産品を使ったハンバーガーショップのオーナーさんに見守られ、山間部をひたすら走り、河川敷に出て堤防を下って家路へと向かいます。

オフロードバイクで秋の風を感じながら走る河川敷。ハンバーガーショップの発見もあり、とても気持ちいいソロツーリングでした。