外に置いたままにしていた木製まな板(snowpeak まな板セットM)に、残酷なほど無残に黒カビが発生していました。
「snowpeakまな板セット」は、ナイフがまな板に収納できる製品で、付属のナイフのフォルムが美しくとても気にいっていたのでとてもショックでした。
さらに追い打ちをかけたのが、まな板表面へのオリーブオイル塗布を怠っていたことです。
まな板セットには、まな板と付属ナイフの大きさの違いでLとMがあり、Lにはオリーブオイル塗布加工していたのに、Mはなぜか、しないままでした。
黒カビ除去は難しい?!
ネットで調べてみると、完全に除去するのは難しそうでした。不可能に近い?
サンドペーパーで削り取る、という記事は見かけましたが、その方法は少し前に自分でもやったことがありましたが、表面を削り取ることになるので、厳密にはまな板の形状が変わってしまうので釈然としません。
しかも、今回ついた黒カビは、表面を水洗いしても取れないので、木の内部に入り込んでいるようで、あきらめるしかない状況でした。
ダメでもともと。

ダメでもともと。ホントにダメなら買い直すしかない、と腹をくくり、キッチンハイターの液を染み込ませてみました。
泡状の液をたっぷり塗り、10分ほど放置してみました。

なんとなく、黒カビが取れているように思います。
もしかすると、上手くできるかも?
さらに液を塗り、さらに1時間放置してみました。
木製まな板を黒カビから守る方法

黒カビはほとんど除去できたようですが、snowpeakの焼き印も消えかかり、まな板の色は病的な色白に変わりはてました。
写真ではわかりにくいと思いますが、自分の気持ちとしては、snowpeakのロゴが消えかかっていることよりも、健康的な木の質感を感じる表情が全くといっていいほどなくなり、悲しくて衝撃的でした。
黒カビは除去できましたが、これでは復活とは言えません。
黒カビや汚れ防止策「オイルフィニッシュ」
とりあえず、オリーブオイルを塗布して、様子をみることにします。(塗る回数により、購入時よりも濃くすることもできます。オイルフィニッシュは特に難しいことはありません。刷毛でオイルを塗り、乾燥させるだけです。
塗るオイルには乾性油(えごま油、ひまわり油)と不乾性油(オリーブオイル、つばき油)、半乾性油(サラダ油、なたね油)とがあり、乾性油以外ではべたつきが残ると言われていますが、まな板に健康的な色も付けたかったので、オリーブオイルを塗りました。
(以前やったときにはべたつくことはありませんでしたので、たぶん大丈夫)
ついでに竹製まな板も点検

竹製まな板
写真はESSE9月号付録の竹製まな板です。これもお気に入りです。
付録につき、このまな板は買い直すことはほぼ不可能なので、あわてて点検してみました。

わかりにくいですが、多少、裏面が盛り上がるように歪んでいました。
幸い、この程度なら重しを乗っけておくだけで回復するようです。
カビは一度発生してしまうと根絶は難しいらしいですね。
表面的に「黒」が消えても、カビの「根」は強力でそこからまた発生しやすくなるようです。
竹も木製製品も取り扱いが難しいですが、風合いがすてきですよね。温もりがありますし。
黒カビの「根」、やはりそうでしたか!
ロゴの焼き印が消えかかったことで、カビが消失したのではなく、色が抜けただけかも、とは思っていました。
いずれにしても不注意で招いた悲劇、いい勉強になりました。情報、ありがとうございます。