「母の命日」として早めに退勤した先週金曜日。
向かったのは葬祭会館でもなく実家でもない、ダム湖畔にあるキャンプ場です。
ちなみに「命日」は事実なので、職場に嘘は申していません。(法要は翌土曜日)。
スーツが異様な雰囲気を醸し出す

スーツ姿のままキャンプ場で行動する姿は、想像していたよりも実際はかなり異様と自覚しました。
自分でもそう感じたくらいなので、視界の中にいた4〜5組のキャンパーの中には「何があったのか?」と訝しがるメンバーもいたことでしょう。

キャンプ場に到着する前に着替えることはできたのですが、一刻も早く現地に到着し、体制を整えて乾杯したかったので、ここまではスーツのままでの行動でした。
スーツ姿で酒を飲むことは、ほぼ機会がなくなったので、今こうしてひとり乾杯の様子を写真で見るととても懐かしく、新鮮です。


フライパンで焼ける「焼き鳥」

焼き鳥のパッケージには「フライパンでやける」との記載がありました。
網も持参していましたが、焼き鳥を網で焼くと脂が焚き火台(FIREBOX)にたれて後始末が大変です。
フライパンは持参していませんでしたが、極厚鉄板は持っていたので、代用しました。


いい感じに夜が更けていきます。
時折、雨がぱらつきましかたが、それもアウトドアならではの趣きです。雨がぱらつくくらいの方がいいのです。

母が亡くなったとの知らせを聞いた日を思い出しつつ、ボトルキャップの開け締めの音とグラスの中で氷がぶつかる音を響き渡らせます。
今夜の主目的は野外で食べる「のどぐろだし塩」を使ったスープ

のどぐろだし塩を使ったスープは、油揚げの油分が、のどぐろから滲み出る出汁に代わり、とても優しく深い高貴な味わいのスープになります。
もちろん魚の身や骨はありませんが、その味わいは高級魚を使った「料亭のあら汁」そのものです。

「のどぐろだし塩」が盗難被害に
「のどぐろだし塩」は、秋田県にかほ市の道の駅で見つけた商品で、現時点の2022年ベストバイで、今ハマりにハマりまくっている家宝的食材です。
死ぬ前に食べたいものリストの中で、「ペヤングカップ焼きそば・超大盛り(食べたことはない)」と順位が入れ替わりそうなくらい気に入っています。
その理由はどこの家にでもあるポピュラーな食材で高級感ある味わいが再現できる上、おにぎりやお茶漬けなど応用範囲も広いという点です。
この夜は、「のどぐろだし塩」を使ったスープに大満足して片付けずに寝落ちしてしまったようでした。

何時頃シュラフに入ったのかは覚えていません。
朝5時頃に目を覚ました時は、助手席側と後部座席の間の柱がない「センターピラーレス」が特徴でもあるNVANのドアを大解放したままでした。
オイルランタンもsnowpeakほおずき(LEDランタン)も点灯したままでした。
「のどぐろだし塩」が消えた!
車中泊のゴミは捨てず、すべて自宅に持ち帰りました。

自宅に帰り、キャンプ道具を片付け、食器を洗い、ゴミを選別して捨てていた時、「のどぐろだし塩」がないことに気づきました。
NVAN車内をくまなく探してもありません。持ち帰ったゴミ箱を漁ってもありません。
車中泊ではどぐろだし塩で調理したので、夜にはあったことは間違いありません。
その食材は、朝に消えてなくなってしまったのです。犯人はキツネかタヌキか、はたまたクマか?
野生動物も認めた「のどぐろだし塩」、おすすめします。
(他にも鯛、しじみなどシリーズが多種あるようです。)
◆この時の様子を動画にまとめました。よろしければご視聴ください。