食べ物, 旅と温泉

今さら人に聞けない食の奥義を学ぶ山形天童の旅

山形県最古の陶芸の里とワイナリーを探訪し、知っているようで知らなかった食にまつわる技法や正しい楽しみ方に触れてきました。

平清水焼の窯元七右衛門で陶芸を知る

平清水焼は山形県山形市にある山形県最古の民芸陶器の窯元で、以前は30軒ほどあったようですが、今では2軒のみが伝統を受け継いでいるといいます。

平清水焼 七右衛門

「陶磁器」とはよく聞きますが、陶器と磁器では明確な違いがあります。どちらも何気なく毎日使っている食器ですが、陶磁器とはそれらの総称で、原料の違いにより、器の性質も作風も大きく異なります。

平清水焼の体験教室

この窯元は裏山の千歳山から採取した土を原料とする陶器の里です。

時間の都合と事前手配の関係で体験教室は叶いませんでしたが、親切で話好きな女将の説明でその歴史と特色に向き合ってきました。

陶器と磁器の違いは、窯元を離れてから気になって自分で調べて知りました。

陶器・・・土由来で熱伝導率が低く保温性がある。温もり、大型の作風。

磁器・・・石由来で熱伝導率が高くすべすべした触感。作風は繊細。

平清水焼は、性質が異なる鉄分を含む土が採取されるらしく、陶器と磁器の両方が作られてきました。

女将が作ったという地場野菜の漬物に負け、温かみを感じるデザインの湯呑み茶碗を選びました。

ワイナリーでワインの常識を学ぶ

天童ワイン

果物が豊富な山形県では有名なワイナリーもいくつかあります。

ここは将棋の駒と温泉で名高い天童市。ワイナリーがあることも知ってはいましたが、訪れるのは初めてです。

天童ワインの試飲

天童ワインでワインを試飲しながら受けるレクチャーは納得度がグンと上がり、興味を駆り立てられます。

天童ワインの勉強会

ワインを保存する時、瓶をヨコにする理由って知っていますか?

その姿は見て知っていますが、理由までは知りませんでした。なんとなく美味しく熟成するのかな、くらいの感覚でした。

瓶を立てて保管した白ワインとヨコにして保管した白ワインの現物を見ることができましたが、変色の有無が一目瞭然でした。

ワインを立てて保管してはいけない理由は、コルクが乾燥して縮み、隙間から空気が入って酸化するからだそうです。

ヨコにすればコルクの乾燥を防ぐことができ、長期熟成の品質保持に役立つのです。

ちなみに、アルコールの中で、瓶の中で熟成するのはワインだけ。

ウイスキーやブランデーも熟成するかのようですが、それらが熟成するのは樽の中であり、瓶詰めされた以降で熟成はしないとのことでした。

天童ワインの勉強会

手元に資料を置いて、5種類のワインを試飲しました。

こうして学ぶと自分には縁遠かったワインが身近に感じられて、料理に合わせて楽しみたくなりました。

名産品や特産品のラインナップを知るだけでは表面的過ぎて物足りなさがあります。

時にはたっぷりと時間を使って、その土地の気候風土や伝統文化の背景にあるものに触れることで食事が今まで以上に美味しく楽しめると思いました。

“今さら人に聞けない食の奥義を学ぶ山形天童の旅” への 1 件のフィードバック

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中