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田舎のゆるゆるカフェでリラックス

キャンプ場の下見を兼ねて、久々に一号機バイクで出かけました。

バイクツーリング

微妙な空模様。「今いる場所の天気がその日一日の天気」と誤認してしまうクセがあります。

結局、今日も天気誤認(というか未確認)で、途中でにわか雨で引き返すことになりましたが、貴重な体験に遭遇しました。

とりあえず給油

給油中のBWM R1200GS アドベンチャー

バイクの燃料は、出かけた帰りに満タンにして帰還するのがいつものパターンなのですが、ガソリンスタンドが休業日だったりするとそうもいきません。

出発時の航続可能距離は約300kmちょっととの表示。十分ゆとりはあるのですが、これから向かうのは人里離れた山岳エリアなので、念のため、近所のガソリンスタンドで満タン給油しました。

「ハイオク満タンで!」と言ったのに、給油後の油量計は目盛り一つ分、足りませんでした。多分、スタンドのおじさんの目線が給油口に届いていなかったのでしょう。

アドベンチャーのタンク容量はバイクとしては最大級の30リットル。無給油で長距離を走破できますが、巨体の上、シート高も高いので、日本人体系では取り回しにひと苦労します。

足が届かず乗るのを諦めたというおっさんライダーの嘆き節を聞くことも多いバイクです。

気になっていた古民家カフェが営業中!

キャンプ場下見ツーリングでしたが、雨のため引き返し、自宅に戻る途中で以前から気になっていた古民家カフェが営業していました。

古民家カフェの入り口

ここは自宅から車で5分ほどの場所にある古民家風のカフェです。近くではありますが、今住んでいるところとは行政区が異なるので、付近の情報は全くなく、知らない土地と一緒です。

たまに店の前を通るのですが、その度に店にはCloseの看板があり、気になっていた場所です。

もし廃業したのであればCloseの看板すらなく、入り口の扉も朽ち果てるだろうに、「Close」の看板があるということは「Open」の時もあるのではないか?と店の前を通るたびに思っていました。

小洒落た西洋風だった古民家カフェの室内

こんにちは〜と声をかけると、奥の方から女性らしき声で返答がありました。

初秋の昆虫の鳴き声以外は何も聞こえず、ひとりで切り盛りしているっぽい感じがします。

古民家カフェの店内

人柄の良さそうで話好きの女性店主らしき人に、室内を案内されました。

古民家カフェの店内

背の高い椅子を見ると、高級感すら漂ってくる雰囲気がありました。

リラックスできそうなテラス席

60代後半と思しき女性店主は、外は暑いからと冷房が効いた室内をすすめてくれましたが、にわか雨にあたったおっさんバイク乗りが寛ぐ空間としては敷居が高いです。

古民家カフェのテラス

私はテラス席の方が落ち着きます。

サングラス

女性店主がここを開店した経緯などを話してくれました。とても気さくな方です。

カフェに限らず、世の中にはこだわりや主張が強すぎて、近寄り難い店主がいたりするものですが、ここはそんなことはありません。

「自分は素人です」と語る女性店主さん。

オーダーは、昼にはまだ少し早いし、社会貢献的な意味合いも含め、本当はいらないケーキもつけて、アイスコーヒーとのセットにしました。

「ホットコーヒーじゃダメですか?」

女性店主さん、氷がまだできていないと申し訳なさそうに、テラス席に戻ってきました。

「ホットコーヒーじゃダメですか?」

さっきまで暑いから室内席を、と勧めてくれたのに、今度はホットはいかがですか?と。

接客に慣れている様子もなく自信なさげです。

スイーツ

気の毒になったので「何でもいいですよ」とおまかせして出てきたのが、ぬる〜い麦茶のような水出し?コーヒー。

店の様子を知りたくて入店しただけで、オーダーはそのついで。

なので不満はありませんが、本当に素人さんのようです。逆に応援したくなってきますね。

手書きの名刺

お会計は800円。

千円札を取り出して渡したら、「釣り銭がなくて・・・」。氷がないと言われた時点で、何となくそのような展開もありそうだと予感はしていました。

なぜか相手に申し訳ない気持ちになり、お釣りはいいからと千円札でお会計となりました。

女性店主は大変申し訳なさそうで、手書きの名刺をいただきました。「店の名前はフランス語で『また家にきてください』という意味です」とのこと。

バイク(BMW R1200GS Adventure)

別の意味で、癒される古民家カフェでした。このくらい要所要所でヌケていられると緊張不要。自分ひとりだけなので迷惑を被ることもなく、リラックスできていいものです。

帰り際、ぬくもり感じる手書きの店の看板に惹かれか、入店を迷うようなハンドルさばきで高齢のご夫婦らしきひと組が入ってきました。

交代要員が到着したような感じで、少し肩の荷が降りたような気になりました。

この店のリピーターになってくれるといいのですが。

「田舎のゆるゆるカフェでリラックス」への2件のフィードバック

  1. 優しいですね、tamasabuさん!!! 夏のカフェで氷がない、、、小売店で釣銭がない、、、 優しいですw 
    雰囲気は抜群ですね♪

    1. あれほど脱力系であれば、誰でも私と同じような対応結果になると思います😂
      釣りはいらないよ!、言ってみると意外に爽快です😆爽快感体験料ですね。

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