私が住む宮城県では、これまで巨大地震に何度も襲われました。
ここ数ヶ月の間も、立て続けに大きな地震が発生しており、緊張感が続いています。
そんな中、季節の変わり目ということもあり、自然災害への備えを点検してみました。
季節毎の点検が必要な理由
1.季節によって必要な装備が異なるから
真夏と真冬、それぞれの場面で屋外に放置される状況を想定した備えが必要です。万全なつもりでも、いつの間にか備えから漏れていることがあります。
今日、大人の秘密基地NVANの装備品を確認したら、常備しているはずのレインウエアがありませんでした。昨年秋のバイクツーリングで持ち出し、バイクのパニアケースに入れたままだったのです。
これまでの大地震はたまたま自宅にいる時に発生しましたが、必ず起きると言われている次の巨大地震では、大雨の中、徒歩帰還しなければならない状況かもしれません。
2.電池消耗や電子機器の動作確認が十分にできるから
ヘッドランプの電池を入れっぱなしの場合、何らかの拍子で誤点灯し、使おうとした時にバッテリーが空っぽになっていた、ということはキャンプなどで何度か経験しています。
こうしたエラーは、登山の場合命にも関わってきます。誤動作を防ぐロック機構を備えた商品も多く、予備品を携行するのも当たり前のようですが、やはり定期的な電池残量や動作確認は重要です。
3.防災意識を定着できるから
備えの点検が習慣になれば自然と防災意識も高まります。
今日私は、今加入している地震保険の補償内容を確認した結果、家財保険に入っていなかったことに気づきました。
昨年補償内容を見直した際に、保険会社とのやり取りしているうちに補償が抜け落ちたようでした。地震保険について正しく理解していなかったことと、思い込みによる確認不足が原因です。
いや~、危ない危ない。もし被災した場合、確認しなかった後悔を考えると・、冷や汗モノです。
本日、内容をしっかり確認して、追加加入しました。
こうしたうっかり例は少ないと思いますが、長年の生活で家族構成や生活環境が変化した人は多いと思います。その変化に応じて補償内容を見直すためにも、定期的な確認は重要です。
重要ツールは予備も装備する

画像は、Petzl(ぺツル)社製の「イーライト」です。
高い防水性と待機時間10年間という触れ込みを見て、東日本大震災の年に購入しました。
予備的に装備するライトなので、使用頻度は多くはないのですが、先に書いたように、キャンプ時にヘッドランプを使おうとしたらバッテリーが切れていて、イーライトに救われたことがありました。
照明するだけでなく、保管、携行、使用時、緊急時など、それぞれの場面で重要な機能が豊富な、軽量小型のヘッドランプで、照射時間は45時間。心強いです。
3,000円程度で買えるので、予備として備えておくと安心ですし、ヘッドランプが二つあれば、両手で行動できる人が二人になるので、万が一の時の対応力が上がります。


バンド長さの調節留め具はホイッスルになっています。
「SOS(救難信号)」を表す世界共通のシグナル「短音3つ、長音3つ、短音3つ」の刻印が施されています。

今日はイーライトのバッテリーを交換しました。
もともと、本体も高い防水性能があるヘッドランプですが、付属ケースは不用意に開いたりしないよう、きっちり閉じ込めるゴムバンドとベルトループ(ケース裏面)がついています。
ケースに印刷されたロゴマークは擦り切れて読み取れませんが、10年後の今でも問題なく動作します。
ヘッドランプ1号機も電池交換

こちらがメインの1号機。Blackdiamond社製です。キャンプで酷使した様子がうかがえます。
照射距離が約80mと長く、 防水性能があり、照射時間が160時間(単4乾電池×4本)と長いのが特徴です。誤点灯を防ぐロック機能もついています。
明るさを確認してみるとやはり電池残量は不十分でした。
意外に知られていない赤い光の使い道
赤い光も照射できますが、赤い光はナイトビジョンに有効です。
近くで眠っている人を邪魔することなく活動でき、夜間での撮影にも役立ちます。
多くの機種は、ボタンを何回か押すとナイトビジョンモードになりますが、この動作モードへの移行手順も点検機会に会得&確認しておくと良いですね。
自然災害への備えは「しているから良い」というのではなく、定期的に点検したり使ってみることが大切です。