仕事柄、職場にDMが届くことがあります。
たいがいは、封書の表だけに目を通して捨てることが多いのですが、宣伝・広告・環境に関する雑誌、新聞、書籍を出版する、東京に本社のある出版社からのパンフレットには目を通します。
理由は2点。一つは、パンフレットの作り方、デザインが秀逸で、表現する際の参考になることと、もう一つは、時代の流れや情報価値にフォーカスした講座案内があるからです。

今回はテーマごと1枚、合計で数枚の受講案内のパンフレットが入っていました。(興味は大いにあるのですが、受講価格は、わが社で決裁されるような金額ではないので、いつもパンフレット学習です。)
生まれた時からインターネット世代
テーマ毎のパンフレットは、広告表現対策、Webリテラシー講座、データ分析力養成講座、Googleアナリティクス活用したWeb改善講座、PowerPointデザイン講座、デザイン・ディレクション講座など、どれも好奇心をくすぐるようなテーマがあり、「Z世代を動かすマーケティング講座」が目に留まりました。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より
ジェネレーションZ(英: Generation Z)、Z世代(ゼットせだい)とは、アメリカ合衆国などにおいて概ね1990年代中盤(または2000年代序盤)以降に生まれた世代のことである。カナダ統計局の場合には1993年生まれ以降を[1]、アメリカ心理学会の場合には1997年生まれ以降を指すなど[2]、定義は厳密に決められているわけではない(何年生まれまでを指すかについても、2010年頃とされる場合や2010年代序盤から中盤とされる場合もあり流動的である)[3]。主に2010年代から2020年代に掛けて社会に進出する世代となる。
生まれた時点でインターネットが利用可能であったという意味で、真のデジタルネイティブ世代としては最初の世代となる[4][5]。デジタル機器やインターネットが生まれた時から当たり前のように存在し[4][5]、Webを日常風景の一部として感じ取り、利用している世代である。また、パソコンよりもスマートフォン(スマホ)を日常的に使いこなし、生活の一部となっている「スマホ世代(iGen)」でもある[6]。成長期にWeb 2.0を当たり前のように享受し、情報発信力に長けているため、当該世代からは数多くのインフルエンサーが登場している。
この他、ジェネレーションZと同時期(1990年代〜2000年代)に生まれた若者は、ジェネレーションC(英: Generation C)、C世代(シーせだい)[7][8][9][注 1]、あるいはニュー・サイレント・ジェネレーション(英: New Silent Generation)[注 2]と呼ばれることもある。
この世代の定義には諸説あるようですが、2010年代から2020年代に掛けて社会進出する世代、ということであれば、最大年齢に置き換えると32歳未満くらいの世代ということでしょうか。
次に記載したこの講座のカリキュラムに目を通すだけでも、社会の一遍が見えてきます。
これからの中心世代の消費行動をつかむ
1.マーケットボリュームからは分からないZ世代の真の価値
2.おカネは基本つかわない?経済的な背景から捉える若者
3.上下関係はもう終わり?家族的な背景から捉える若者
4.友だちが階層化?教育的な背景から捉える若者
5.支持される/嫌われるプロモーションの違い
6.若者の価値観を踏まえると、企業プロモーションはこう変わる
申し込んで受講すれば、上の箇条書きにした内容が勉強できるのだと思います。なので、箇条書きの文章以上に掘り下げた情報やデータはありませんが、毎日の生活の中で実感するものばかりです。
安くて品質の良い物に囲まれて、SNSなどのデジタルサービスとともに育ったZ世代は、「良いものであれば売れる」が通用しづらい世代だ、ともしています。
Z世代の消費特徴は「マイペース型」
Z世代が消費の中心になって苦境に立たせられるのは、自動車、ゴルフ、酒、高級ブランド品など、ジャンルは幅広いです。
スマホが身近にあり、情報収集に長けている世代でもあるので、広告への反応の度合いは企業が発信する一方的な宣伝よりも、自分と同じ目線を持つ人から影響や共感の提供の方が大きいとも言われています。
従来型のTV広告などは通用しないでしょう。(そもそもテレビは見ない)
ここで取り上げられている世代の消費行動や価値は、ある程度限られた範囲でしか確認できないものかも知れませんが、あと数年もすれば、家庭や子どもを持つ中心世代です。消費や経済の中心世代となる彼らの消費価値に触れ、分析し、理解することは重要だと思います。