お盆休みの帰省客数見込みを誤ったか、近所のスーパーでは刺身盛り合わせが品切れになっておりました。
代わりに大量に売り場に残っていたのが、鯛の切り身(あら)です。刺身用に捌いた残りなのでしょう。
この売り場では1パック298円で販売されていましたが、同じ両目で100円に値下げされたものも大量に陳列されていましたので、そちらをカゴに入れました。
今日は鯛の切り身を使った究極の「小さな満足」をご紹介いたします。(この記事は1分で読めます。)
何かを訴えかけるような鯛の眼差し

近所のスーパーの鮮魚売り場です。大型スーパーなのですが、花形とも言える刺身売り場は16:00ころの時点で空っぽでした。
私の住んでいるところは田舎町。お盆やお正月には、寿司や刺身などのご馳走で帰省客を迎える地域なのですが、帰省を自粛するムードがあったので、生鮮食品などを取り扱う店では、よみが難しかったことでしょう。
ピークタイム前に空っぽになった売り場では、男性店員さんが奥から出てきては客に謝り、謝っては奥に消えていく動きがおもしろ動画のように繰り返されていました。
かく言う私は、帰省客もなく、年寄り3人だけの夕食です。刺身はあってもなくても良いので、気楽に売り場を眺めているときに鯛の切り身を発見しました。そのほか買い物は以下の通りです。
・鯛の切り身・・・・・・・・・・・・ 1パック
・GOLDEN PINE STRONG SOUR・・・2本(ALC9%の500ml缶チューハイ)
・おはぎ・・・・・・・・・・・・・・ あんこ・ごま各1パック(おふくろ用)
お品書き 鯛のカマ焼き(3〜4人前)

暑さのせいで食欲もないので、今夜はこれがメイン。塩振って焼いただけです。
写真のボリュームは、実際に購入したパック両目の1/3くらいです。(約33円)
<材料>
・鯛の切り身(あら)・・1パック
・粗塩・・・・・・・・・少々
脂がのってとても美味しくいただきました。私は特にゼラチン質の目ん玉のまわりが好きです。可食部分が少なそうでいて、意外にボリュームもありました。
お品書き 鯛のお吸いもの(3〜4人前)

そして二品目。
カマ焼きをいただいた後の骨と皮を出汁にしたお吸い物です。自作料理で人生3本指に入る絶品です。
数年前、札幌の高級日本料理店で「吉次の炭火焼き」を堪能した後、店員さんが丁寧に膳を下げ、数分後に出てきた時には大変感動したものです。焼いた吉次(きんき)よりも、スープの方が美味しいといっても過言ではない上品な味わいでした。(吉次炭火焼きは、7千円くらいだったと思います。)
旭川の人気居酒屋店でも同じような食べ方をした記憶があります。
<材料>
鯛のあら・・・・適量
水・・・・・・・適量
粗塩・・・・・・適量
生姜・・・・・・適量
日本酒・・・・・適量
刻みねぎ・・・・適量
小鍋で煮るだけ、10分程度でできます。作り方は不要ですね。
シンプルなのに、様々な具材を長時間煮込んで出来たかのような奥深さがあります。澄んだスープに浮かぶねぎの緑も美しく、満足できる一杯です。
お吸い物を作る重要ポイント

鯛のあらは、ごちそうメニューが並ぶようなイベントがある日に売り場に出ることが多いです。
刺身の端材ですね。
作り方はとても簡単ですが、食べた人ごとに小鍋で作ることと、刻みねぎなど彩を添えて、残飯処理的な印象がないようにすることが重要です。よそう器にもこだわるとより良いかも知れません。
ちなみに、皮に焦げがついていた方が、香ばしい香りも出て、より美味しいと思います。
ワサビや梅干しを添えて、お茶漬けにしてもイケそうですね。
失敗することが少ない、10分でできる簡単な料理です。ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。それでは今日はこの辺で。
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