こんちはtamasabuです。
「ランチは意識して選択肢を広げ、できるだけ固定化しない」ということを10年ほど前から心がけています。これはメニューや店だけではなく、一回のランチに消費する金額も含めてです。ボヤっとして、ついつい同じランチが続く時もありますが、基本的にはこのスタイルを維持しています。
手作り弁当orおにぎり、中華料理、カップラーメン、牛たん、コンビニ(サンドイッチ)、寿司、ラーメンチェーン店、うなぎ。
下は0円、上は5,800円(うなぎ)までと幅広い価格帯ですが、ランチへの支出額を1ヶ月でみれば、毎日600円のラーメンを食べるのと変わりません。
今日のランチと、意識して選択肢を広げる意図とはどういうものなのでしょうか。ご紹したいと思います。
今日は「牛たん若」をチョイス

仙台名物、牛たん。しかし、仙台市民や宮城県民にとって、例えば普段からちょくちょく食べに行くとか、何かの席に必ず出てくる料理とか、ケンミンSHOW的ポジションに存在しているわけではありません。
牛たんが仙台名物となっている理由は、1948年に牛たん焼き専門店を開業したことにあるようで、今では市内に専門店がいくつも出店しています。
牛たん若も市内に3店舗出店する牛たん専門店のひとつです。職場からもさほど遠くない場所にあるため、今日はこの店におじゃましました。
偶然の幸運に出会う「セレンディピティ」
ランチの選択肢を広げる行動の発端は、今から10年ほど前、東京で脳科学者・茂木健一郎氏の講演を聴いたことがきっかけです。
「幸運への出会い方」のような演題(たぶん)で、茂木氏が語った内容は、要約すると以下のようなものでした。
- 六本木ヒルズ最上階の一室で、「今日はどのワインにしようかな」という発想からは何も起きない。四畳半の安アパートでどの発泡酒にしようかな、という発想と本質は同じ。
- アタマのいい人は、部屋でワインかそれともホルモンつまみながらビールか、という選択をする。
- 行動の幅が広がれば、いろんなチャンスも巡ってくる。裕福なことは物質的に豊かなことだけではなく、選択の幅があるということ
そんな活動の中から、セレンディピティ(偶有性=予期せぬ幸運)は起きやすいと茂木氏は語りました。
雑にまとめるとこのような内容でしたが甚く感銘を受け、それからは行動パターンに変化をつけるために、手っ取り早いランチに着目し、繰り返し同じ店、同じメニュー、同じ価格帯のものに偏らないように心がけてきたというわけです。
実際にランチが巡り合わせてくれたラッキーエピソードはいくつも体験しています。(今日の本題は牛たんなのでラッキーエピソードはまた別の機会にでも。)
迷わず「数量限定・霜降り牛たん定食」をオーダー
話は前後しましたが、入店してすぐに霜降りをオーダー。ついでにボクが好きな「みそ漬け」を増量してもらいました。汗が吹き出てくるほど辛くてクセになります。


ちなみに、メニューはこんな感じ。数量限定/霜降り牛たん定食は1,900円です。
ペロンペロンとした肉質の厚切りの霜降り牛たん。少し焼きが入りすぎている感もありましたが、柔らかくて塩加減も程よく染み込んだ一品でした。
みそ漬けをのせた麦飯を、掻き込んでは牛たんを食べ、牛たんを食べては麦飯を掻き込む。おっとこれもあったと牛エキスが溶け出した透明のテールスープを急いで啜る・・。麦飯の量(どんぶり)なんて全く感じないほど、一瞬の出来事でした。

残念ながら来週からはまたおにぎりか弁当予定です。ですが、このグレード感のアップダウンも精神に心地いいわけです。
いかがだってでしょうか。毎日のランチでも、たまには大きく振れ幅を変えた選択肢を取り入れることを習慣にすると、偶然の幸運や閃きが起こるかも知れません。ぜひ試してみてください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。