秘密基地

パルスオキシメータ―は車中泊で使えるか

品薄が続いているパルスオキシメーター(血中酸素飽和度測定器)の家庭用を購入しました。

パルスオキシメーター「オキシナビ」の外箱には、「医療目的で使用したり、判断するためのものではありません」ときちんと表示されています。

「ランニングなど健康目的でアウトドアで使用する機器」でることを主張するためか、シールで張り付けるコンパスもついていました。

「オキシナビ」は、血中酸素飽和度のほか、脈拍数、カウンター機能、ストップウォッチ機能がついています。

ボタンを押すたびに、TFT-LCDディスプレイの向きが変わります。タテ画面にもヨコ画面にも上下逆さまにもなります。使う場面によって、計測する人される人の位置関係が異なることを想定した親切な設計ですね。

ディスプレイを横向きで計測している時には、ディスプレイ下の黄色の波模様が左から右に流れて動いていきます。この動作が正しく指先の脈拍変動を反映しているのかを試すため、オキシナビを装着したまま、指先を押し当てたりしてみたら、連動して波の形状が変化しました。

きちんと脈拍変動も捉えた図柄で表示しているようです。

使用感とスペック

使い方はとても簡単です。装着して10秒ほどで計測数値が表示されます。

ディスプレイのサイズが少し小さいと感じる以外は、外見上は特に問題はありません。むしろ、いい出来栄えではないでしょうか。以下はスペックです。

・表示画面:TFT-LCD ディスプレイ
・測定方法:2波長分光測定法
・測定範囲:酸素飽和度 70~100%
 脈拍数:30~250BPM
・測定精度:酸素飽和度 70~100%±2%
 脈拍数:±2%または±2拍分
・電源:単4型1.5V×2本
・本体:サイズ:(約)W64×D39×H37(mm)
・本体重量:43g(バッテリー含まず)
・使用温湿度:5~40℃/15~80%RH
・保存温湿度:-10~40℃/10~80%RH

測定精度は

KONICA MINOLTA パルスオキシメータ知恵袋

パルスオキシメータのSpO2は、実際に血液を採血して直接測定するタイプのオキシメータ※による酸素飽和度を真値とします。(※COオキシメータともいいます。最近はこの機能が血液ガス測定器に組み込まれています)
これとともに、パルスオキシメータの精度は、採血時点と同時に測定したパルスオキシメータの値が、採血測定による真値とどれだけ一致しているかで規定されます。方法としては、健康なボランティアに意図的に吸入する酸素量を減じていくことで、動脈血酸素飽和度を下げていきながらデータをとる試験を行い、両者の相関を確認します。

医療器具としてのパルスオキシメータ―のスペックを調べたら、「オキシナビ」の表記と同じ範囲でした。

医療器具との違いは、医療器具が測定値を12秒移動平均で表示できたり、前回測定値のメモリー機能があるのに対し、「オキシナビ」にはそれがありません。

計測方法は、医療器具が「2波長吸光度測定法」に対し、オキシナビが「2波長分光度測定法」との違いがあります。

活用事例

医療現場の他、一般の人には縁遠い高山病予防にも活用されています。

体感ではなく、実際の血中酸素飽和度を確認しながら深呼吸への注意を向けることで高山病の予防につなげたり、高地順化の把握に役立てられているそうです。

▼チリのアタカマ砂漠・チャナントール山の撮影スタッフの報告レポートhttps://www.konicaminolta.jp/healthcare/products/pulseoximeters/knowledge/details/case/report/02_01.html

ちなみに、運動時の血中酸素飽和度の限界は88%とされていますので、これを下回らないように注意が必要です。

「オキシナビ」外観の気になるところ

「オキシナビ」のデザインは、白を基調としたブルーのデザインで清潔感があります。

しかし、ストラップが安っぽい上、ストラップも少し長さが少し足りません。黒というのもせっかくの清潔感ある本体デザインを台無しにしている印象です。ビニール製というのも残念です。

消費税込み2,750円なのでしかたありませんが、どうしても気になってしまいます。

ぶら下げ名札のストラップを加工して取り付けました。これで本体にも馴染んだ外観となりました。

「一酸化炭素中毒」は見抜けるか!?

写真のような空間で過ごす時の血中酸素飽和度をチェックできたら安心です。

しかし、結論は、測定できません。

医療用パルスオキシメータで用いられる660nm(ナノメートル)の波長光では、酸素化ヘモグロビンも一酸化炭素ヘモグロビンも同程度の吸光度を示すため区別ができないのです。

しかし、「オキシナビ」の測定法は、医療用とは異なる「2波長分光度測定法」です。測定波長光が660nm帯でなければ区別ができるということになり、その場合は一酸化中毒を見抜けるということになるかもしれませんが、専門家ではないのでわかりません。

新しいのキャンプ用品の市場開拓に、その実験をどのようにしてすすめるか、考えてみます。