なめし革素材のCB缶カバーでワンランク上の「熱燗キャンプ」

CB缶とはカセットボンベのことです。これからのシーズンでは3本セットで買い置きしている家庭も多いことでしょう。アウトドアシーンでもCB缶は大活躍します。着火と消化が簡単で火力調整もしやすく、どこでも手に入る優秀な熱源だからです。

欠点があるとすれば、ガスは気温が低いと気化しにくいので、厳寒の環境下では使えないことと、ブラックやブラウンなどの落ち着いた色調が多いキャンプ用品に対し、CB缶のデザインは、危険物への注意を喚起するような派手な色が多くて悪目立ちする上に、一家団欒的な生活感が丸出しになってしまうことくらいでしょうか。

一家団欒は悪いことではありませんが、キャンプは少人数でひっそりと、非日常の空間を楽しみたいものです。

温もり感じるなめし革素材のCB缶カバー

tent-Mark DESIGNS(テンマクデザイン)CB缶カバー(ダークブラウン)

tent-Mark DESIGNS(テンマクデザイン)のCB缶カバーはなめし革素材で、手にとった時の感触が柔らかく、ガス缶特有の冷たさは感じません。

そして何より、場の雰囲気をぶち壊さない落ちついたデザインが気に入りました。

メーカーラインナップの色はライトブランとダークブラウンの2種類あります。

私はオイルランタンとテーブルの色に合わせて、ダークブランを選びました。

つくづく思うのですが、「色」って大切ですね。

ついでに点火装置もグレードアップ

ソト(SOTO) レギュレーターストーブ専用点火アシストレバー ST-3104

写真のガスバーナーはSOTO(ソト)というブランドのST-310という商品です。

CB缶専用のコンパクトに折りたためる設計で、アウトドア好きには定番の商品になっています。

しかし、点火するためのスイッチが本体の一番下についているので、とても使いにくいため、その点火装置で点火したことはほとんどなく、いつもライターで点火していました。

点火をしやすくするための後付けパーツ

「ソト(SOTO) レギュレーターストーブ専用点火アシストレバー」は、そんな欠点を補うためのパーツです。

写真・本体下部の上に跳ね上がったようなパーツがそれです。

上から指で押し込んで簡単に点火できるようになりました。これでライター持ち込みは不要になりました。( 万が一のためにライターは常備していますが)

デイキャンプの熱燗で使用感をテスト

メスティンで熱燗

CB缶カバーをつけたガスバーナー使用例です。今回の研究は庭先でのデイキャンプですが、ガス缶のビジュアルはだいぶキャンプに近づきました。

素材は「なめし革」を止める金具も軍用品のような印象があり、軍曹でも出てくるかのようなワイルドで逞しい雰囲気が滲み出ています。

ダイソーミニ鉄板で焼くスルメ

熱燗とくればつまみはスルメ。しみじみ飲むには最高の友です。

スルメ

会津塗りお猪口

お猪口もいろいろ試してみました。

会津塗りは高級感あって口触りもなめらかでとても良いのですが、やはり徳利と同じデザインの方が落ち着きます。

雪の茅舎(ゆきのぼうしゃ)山廃 純米

秋田県由利本荘市の「雪の茅舎ゆきのぼうしゃ」。山廃仕込みならではの複雑な味わいと個性を熱燗で味わいます。

「山廃」とは、米をすり潰してかき混ぜる作業を省いて製造された酒です。

最近の私はグレープフルーツサワーに凝っていて、グレフルに出会った夏以降、まるでスポーツドリンクを飲むかのような勢いで毎日消化していたので、秋田県由利本荘市での思い出とともに大人になった気分です。

素材にこだわらなければダイソーにもあるCB缶カバー

ダイソーCB缶カバー

ワンランク上のCB缶ライフをサポートするおすすめグッズ(今回の使用品)

tent-Mark DESIGNS CB缶カバー

前記しましたが、なめし革仕様の色はライトブラウンとダークブラウンの2色展開です。

ほかのメーカーでも出しているようなのでお好みに合わせて選ぶのをおすすめします。

ソト(SOTO) レギュレーターストーブ専用点火アシストレバー ST-3104

SOTOレギュレーターストーブST-310の点火装置が気に入らない人におすすめです。500円程度です。

あるのとないのとでは大違い。ST-310ユーザーにおすすめします。

NVANカーサイドテント用ストーブの野外デビュー

先週に続き、本日も秘密基地呑みです。秘密基地という割には、私が住む田舎では目立ちすぎて、何をやっているかバレバレです。

グローストーブの野外デビュー

snowpeak グローストーブ

今日はsnowpeakのグローストーブの野外(庭先)デビューとなりました。

結論から言えば、NVANのプライバシーテントを設置したとしても、車両下部とテント上部には隙間があるので、部屋で使っている熱感覚とはかけ離れていました。

見た目よりもプライバシーテントと車両の接合箇所に隙間が大きく空間全体が暖まらないのです。

車両下部と地面の間の隙間は、車軸の長さにカットした厚手のシートをマグネットでボディに固定する方法で改善できると思います。

いちばん心配していた、オーニング天井部分への熱のダメージは、ほぼ影響なく、問題ありませんでした。

メスティン収納を改善

今日はメスティン収納を改善しました。

今まで、調理器具はメスティンにきっちり収納していたのですが、これだとメスティンを使用するたびに収納品全て取り出す必要があり、ずっと気になっていました。

メスティンに調理器具類を収納するのはやめ、入れ物(サンドイッチBOX)を分けることにしました。見た目にも優しく、大きさもいい感じです。

荷物は1個増えることになりますが、それ以上に使用感は快適・便利でした。別々に収納しているウエットティシュも一緒に収納できそうです。

メスティンレシピ「熱燗」

これをレシピと言っていいものかどうか・・。

どこの家庭でもあるような画ですが、ひとりだけ隠れて贅沢をしているような感覚です。これは楽しい。

写真手前はチタン製のぐい呑みです。軽いせいか、これで呑むとついつい呑み過ぎてしまうような気がします。普段は、熱いお茶を飲む時にも使っています。

味がバッチリ染み込んだモツ味噌煮込みと熱燗でひとり静かに秋の夜長を満喫です。

それともう一品はつぶ貝入りおでん。

具よりも優しい味わいのスープがうまい。市販品のおでんに、つぶ貝とウィンナーと水を加えて煮込みました。目分量ですが、セブンイレブンのおでんスープを超える出来栄えでした。

ウィンナーは、食べる時に熱々の肉汁が飛び出ないよう、煮込む前に切れ込みを入れておくといいかもしれません。

ひとつ残念だったのは、もつ味噌煮込みとおでんは同じジャンルで、食べていると温めたり、鍋をおろしたりとなかなか忙しかったということです。どちらも美味しくできたのですが、組み合わせとしては失敗でした。

喩えて言うなら、カレーとシチューを同時に味わうような感じです。

今夜の最後は秋らしく、焼き芋で締めました。

今回は、テント内で半袖で過ごせる暖かさを実感したかったのですが、ストーブを置いただけでは対策が甘かったようでした。次回、克服したいと思います。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。